みなさんこんにちは。
義肢装具士科教員の山本です。
さて、今回は義肢装具士科4年制1年生の授業の義肢実習Ⅰ-1【下腿義足】(膝から足首の間の切断の方の義足)の授業についてご紹介致します。
この授業は実際の下腿義足の利用者さんをお招きし、実際に学生が義足を作っていく授業です。また、社会にでたときに必要とされる技術、マナーといった技術の習得を目指します。
この授業では採型、製作、適合すべて自分で行いますが1年生にとって初めての義足製作で、利用者さんを前にするとやはり緊張してしまいます。ですが、実際の利用者さんと対面すると、「この人に合う義足を作りたい!」と言う思いがより一層強くなるような気がします。
学内で勉強するだけでは得られない経験や、直接利用者さんからお話を聞くことができる機会ですので、すごく刺激になり学生のみなさんの真剣さが伝わります。
そして、私も学生のときに緊張したことを思い出しました!
実際に自分が作った義足で歩いていただけるのはうれしいものです!
この授業ではソケットの色や柄などのデザインを自由に決めることができます!
下の写真は義足のソケット(足を入れる部分)を製作しているところになりますので、製作の途中ですが少し学生の作っているソケットをご紹介いたします!
こちらは黒の樹脂にゴールドのラメを混ぜてあります!かっこいい!
こちらは白の樹脂に紫のラメを混ぜています!写真で見るとマーブル模様のような?
こちらは生地を加工し、透明な樹脂を流しております!きれい!
個性豊かなソケットが次々と出来上がり、教員の側も刺激を受けます。
世間ではベーシュや黒などが一般的ですが、これからはこのように見せたくなるようなデザインも必要かもしれません!
義足が組み上がるのが楽しみです!!