こんにちは!
三田校入学事務局です♪
今回はなんと、理学療法士科卒業生が三田校で授業を行っている!
ということで、取材させていただきました!
取材させていただいたのは、足立太志さん。
2022年4月から正峰会 大山記念病院 リハビリテーション課で理学療法士として活躍しています。
足立さんは、4年間社会人として働いた後、三田校に入学し、理学療法士になりました。
なぜ理学療法士を目指すに至ったのか、実際働いてみてどう感じているのかなど貴重なお話を聞いてきました!
現在のお仕事を目指した理由を教えてください
4年間工場で働いていましたが、ずっとこのまま機械を相手にしていくということに漠然と不安を感じていました。AIの技術が進んでいる今、将来的に工場での仕事がAIに成り代わってしまう可能性を感じていたんです。
そんな時、三田校に通っていた地元の先輩から、理学療法士について話を聞く機会がありました。
理学療法士は対人職であり、AIに変わられることのないやりがいがある仕事だと知り、興味をもちました。
更に『人体について学べる面白さがあること』『社会貢献性が高いこと』に魅力を感じ、理学療法士を目指すことを決めました。
現在のご勤務先に興味を持たれたきっかけは何ですか?
私が勤めている大山記念病院では、ロボットスーツを使った治療を積極的に行っているという部分に興味をもちました。
実際に職場では、身体に麻痺のある方を中心に、ロボットスーツを使った動作のサポートを行っています。
現在のお仕事内容を教えてください
土地柄、高齢の方が多いです。私は主に、大腿骨(太もものあたりの骨)や骨盤などを骨折して、入院された方を担当しています。
リハビリは骨折が完治してからではなく、完治前から始まります。
骨折が完治するまで放っておくと、特に高齢の方は寝たままでいるため、治療後動けなくなってしまうからです。
医師の指示のもと、動かしても大丈夫な部位から少しずつ動かして、退院した後も不自由のない生活を送ってもらえるようにリハビリしています。
人の人生を左右する重大な仕事であると実感する日々です。
お仕事をしていて大変なことはありますか?
患者さんとの関わり方に難しさを感じます。
患者さんは本当にいろいろな疾患、性格、生活の方がいます。
難聴の患者さんを担当したことがありましたが、いつものように説明してもうまく伝わらず、リハビリを進めるのが困難になったことがありました。
自分でリハビリ方法を実演してみたり、説明内容を文字に起こしてお渡ししたりするなど、工夫をすることで乗り越えました。
その人に合わせた対応の仕方は今も模索中ですね。
お仕事をする上で、心がけていることや大切にしていることは何ですか?
患者さんがしっかりと回復できる治療を提供することです。
当たり前のことですが、理学療法士として何より大切なことだと思っています。
そのために、患者さんの疾患について文献を探して読んだり、患者さんの家族構成や生活の流れなどを知るための情報収集に時間をかけたりといった努力をしています。
学生時代の学びで役立っていることは何ですか?
本当に『全て』です。
しいて挙げるとするならば、三田校のステップを踏んだ授業がとてもよかったと感じています。
座学でしっかり学んだ後、校内で実際の患者さんに協力していただいた実技授業を行います。
こうして、しっかりと力をつけたうえで、病院での臨床実習で経験を積みました。
この流れが、非常に良いもので、今にも生きていると感じます。
今後の目標や、挑戦したいことを教えてください
三田校へ入学当初から、スポーツ分野への興味がありました。
特にeスポーツやモータースポーツの分野で理学療法士の力を活かせる部分があるんじゃないかと考え、新しい取り組みとしてチャレンジしてみたいという気持ちがあります。
このお仕事を目指す学生に向けてメッセージをお願いします
理学療法士は人から感謝される本当にやりがいのある仕事です。勉強は大変ですが、挑戦する価値のある仕事なので、ぜひ頑張ってください。
足立さん、ありがとうございました!