こんにちは、救急救命士科です!
今回は、
大規模災害時における民間船舶を用いた要配慮者の受入れ及び医療支援実証
に要配慮者役として1年生が参加した様子を紹介します。
この実証はこの先いつ起こるかわからない大規模災害時に、
普段は移動手段や運輸で使用している民間船舶を避難所として提供できないか?
と行われたものです。
※要配慮者とは、災害時に高齢者、障害者、乳幼児等において特に配慮を要する方のこと
その中でも、災害発生時の避難等で特に支援を要する方のことを言います。
今回、要配慮者の設定として、
●持病のある高齢者
●視覚に障害のある人
●身体に障害のある人(自力で歩行可能な人、車椅子移動の人)
●精神疾患のある人
●アレルギーを持った子供
●乳児のいる家族
●妊婦
と様々な役で参加しました。
乗船です。
畳の個室です。
ダンボールのベッドがほととんどの部屋に用意されていました。
寝心地は?と尋ねると、
『硬いですね。』『暖かいです。』
とそれぞれの意見がありました。
視覚障害者を疑似体験できるゴーグルをかけています。
船内を実際に歩き、トイレなどにスムーズに移動できるか体験します。
視覚障害者にとって使い慣れないお風呂は怖さがあるとわかりました。
チキンライスに見えますが、本当は水を入れて作る味付のご飯に
トマトジュースを入れて作ったチキンライス??です!!
肉じゃが
スープ
どれもおいしくいただきました。
この車は、薬局の機能を持つモバイルファーマシーという車です。
車内には薬局のように薬が並べられていて、
船内の医師と情報を共有しながら処方箋を作成していました。
今回使用した船“こんぴら2”
今回要配慮者を経験して・・・
普段自分たちが何気なく当たり前に行っている日常生活は
要配慮者にとって不安や恐怖があるということを
身をもって感じたことでしょう。
そして、自分たちが不自由なく生活できていることに感謝することができました。
実際に災害が起きたときに手を差し伸べることができる人になってください(^ ^)