こんにちは!救急救命士科入学事務局です。
今回は、救急救命士科2年生の「分娩実習」について紹介します。
三田校では、3名の助産師さんを講師に迎えて実習を行っています。
実際に、救急現場では分娩介助の事案が増えており、重要性が高まってきています
丸一日かけて、全員が分娩介助を体験します。
まずは、事前に行った講義の復習も兼ねて、先生によるデモンストレーション。
さっそく助産師の先生から、学生へ鋭い質問!
現場での経験を踏まえた質問を通じて、学生は新たな知識を学んでいきます
その後、4つのブースに分かれて実習を行いました。
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□分娩(×2ブース)
母子の状態を把握して処置を行うことはもちろん、母親の気持ちへの配慮も欠かせません。
病院でお産ができなくて動揺している
初めてのお産でどうしたらいいかわからない
どんな痛みなのか不安でいっぱい...
そのようなお母さんに対して、声かけをしながらサポートをします
あなただったら何と声をかけますか?
へその緒が赤ちゃんの首に巻きついている場合も!
様々な状況に対応していく可能性があります。
□新生児蘇生
成人とはまったく異なる新生児への心肺蘇生法を学びます。
心拍数が成人と比較してかなり高い新生児
呼吸の音と心拍を聞き分けるのは難しそう!
□出産前後の母親への対応
赤ちゃんが無事に産まれてもそれで終わりではありません。
お母さん(母体)の状態を確認し、適切な処置をする必要があります。
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学生からは、
「母親に対して何と声かけをしたらよいかわからず戸惑いがある上に、声かけをしながら分娩介助をしなければならないのがとても難しかったです。視野を広く持たなければならないと感じました。」
「現場では実習よりももっと難しいと思うので、この機会を活かしたいです!」
「普段勉強している“命を救えるか救えないか”という場面とはまた異なり、唯一“新たな命の誕生”という場面に立ち会える瞬間ということで、実習が始まる前から楽しみにしていました。病院で出産することができないという不安の中で、妊婦さんとご家族をいかに安心させてあげられるかが大事だと思いました。現場に出たら、その方にとって大切な場に立ち会うのだという自覚を持って関わっていきたいです。」
などの感想がありました。
母親と赤ちゃん2人の命が関わる緊迫した瞬間を学ぶ、大変貴重な機会になりました。
みなさん実習中、とてもいい顔をしていました
この実習で身につけた知識と技術を、現場に出てからもぜひ活かしてくださいね
★5月27日(土)12:30~16:00
「救急隊が使う搬送資器材を体験しよう!」
★5月28日(日)12:30~16:00
「AO入試対策講座」