整形靴科には同窓会組織があります。
その名も「鳩目会」!!卒業生から募集して命名されました☆
ハトメとは、靴紐を通す穴のことで、足の健康を守ること、靴のフィッティングを
向上させることに関わる大切な部分です。
一つ一つ独立したハトメを1本の紐でつないで機能性が発揮されるということから
整形靴科同窓会にふさわしいということで「鳩目会」となりました☆
鳩目会のメインの活動は、年に1回卒後セミナーを実施することです。
卒業してからも靴全般の知識や整形靴技術を高めるための勉強は必須です。
つまり、卒後教育の役割を担っています。
また、もう一つの大事な役割は、情報交換・交流の場を作ることです。
卒業生同士のコミュニティを作ることで、仕事で行き詰った時、
良いアイディアが欲しい時などに、会社や学年を越えた縦横のつながりで
相談、解決のヒントを得ることができます☆
今年度は第1部を「整形靴技術とは異なる製靴技術を学ぶ」ということをテーマに
HIRO YANAGIMACHI Workshop 代表の柳町弘之先生に講師をお願いし
「HIRO YANAGIMACHI の靴作りの実際」というテーマでご講演と
フットメジャメントのデモンストレーションをしていただきました!!
私も参加しましたが、感想を一言で表すなら
「ほんっまに、参加してよかったーっ!!」
柳町先生がどういった経緯で靴の業界に転身され、
現在のHIRO YANAGIMACHI Workshopという形に辿り着かれたのか
その想いやお考えも大変興味深く、そして非常に共感できる(靴製作を教える立場同士なので)
お話しだったのですが、最も感動したのは技術面のレクチャーです。
実際にされている木型の修正、フットメジャメントについて
非常に詳細に、分かりやすく先生の経験に基づいた知識・技術をご教示くださいました。
柳町先生は整形靴のような医療用の靴は作られていませんが
ビスポークシューズは一人一人の足に合わせて作る靴なので
足部に外反傾向やアーチ低下が見られるお客様にも靴を作られています。
そのため、そのような足の方の木型をどう修正すべきかや
足の計測時にどういった点に注意されているかなど
靴の形を美しくするためのヒントをたくさん教えていただきました!
時間等の都合上、一部ではありましたが、分野が違うとはいえ同業である私たちに
非常にオープンに知識と技術を披露してくださったことに大変驚きました。
(お持ちくださったサンプルの写真もたくさん撮らせていただきました!!)
参加者が口を揃えて、
「「木型」についての日頃の疑問解消のヒントを得ることができた」
「明日からすぐに仕事に生かせる!」
と感激しており、私もすっかり柳町先生の大ファンになってしまいました☆
柳町先生、本当にありがとうございました!!
卒後セミナー第2部のご報告は「その2」として近日中にアップします☆