こんにちは!神戸医療福祉専門学校中央校 鍼灸科教員の王子 由佳理です。
梅雨が明け、まだ7月にも関わらず暑い日が続いていますね。
本日は夏に気を付けたい体調不良の1つ、「食あたり」についてお話したいと思います!
夏に食あたり、いわゆる食中毒が多い理由の1つは 暑さと湿度の高さ です。
食中毒の原因となる細菌にとって、暑さと湿気は繁殖するのに適した環境になります。
(ちなみに冬に多い食中毒はウイルスが原因になることが多いので、低温、乾燥した環境で増えやすいです)
原因菌と注意したい食べ物をまとめましたので、ぜひ目を通してください。
★カンピロバクター
鶏肉を中心とした食肉
★腸炎ビブリオ食中毒
魚介類(タコ、イカ、アジ、サバ、シラスなど)
★黄色ブドウ球菌
人の手→食品に付着しやすい
※加熱しても毒素が破壊されない!
★サルモネラ菌
鶏肉と卵、生肉
★病原性大腸菌(O-157)
牛レバー
★ウェルシュ菌
煮込み料理などを室温で放置することで発生しやすい
ニュースなどで聞いたことのある菌はありましたか?
こういった食べ物を摂取したあとに腹痛、下痢、嘔吐、発熱等があった場合、食中毒の疑いとなります。危険性が高くなる場合もあるため、必ず病院を受診しましょう。
また、食材の管理や調理に気をつけるのはもちろんですが、普段から胃の調子を整えることも大切になってきます!
【鍼灸でのアプローチ】
胃腸の調子を整えるオススメのツボがあります。
1つ目は胃の六つ灸(いのむつきゅう)
名前の通り左右合わせて6ヶ所にお灸をすえます。
「膈兪(かくゆ)」「肝兪(かんゆ)」「脾兪(ひゆ)」と呼ばれるちょうど胃の裏(背中)にあるツボになります。(写真に吸玉の痕がありますが気にせずに…)

食欲がない、胃の疲れに効果があるといわれています。
自分でお灸をするのは難しい場所なので、火傷に注意しながらカイロやドライヤーで温めると簡単ですよ!
2つ目は裏内庭(うらないてい)
足の指をギュっとした時に第2指があたる部分がツボの位置になります。
裏内庭は今回のテーマである食あたりのツボとして有名です。
調子が良くない時はなかなか熱さを感じないといわれており、熱感がわかるまでお灸をすえていきます。
鍼灸というと肩こり、腰痛など運動器疾患に効果がある!というイメージがあるかもしれません。しかし、こういった内科的な症状にもアプローチできます。
興味を持った方は是非、調べてみてください!
(他の疾患がテーマになったブログもありますので是非ご覧になってくださいね!)
食あたりに気を付けながら、素敵な夏をすごしましょう!
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