こんにちは!
いきなりですが、みなさんは言語聴覚士の仕事にどのようなイメージがあるでしょうか。
国家資格の名前にもなっている「言語聴覚」という文字から、コミュニケーションが得意な人が向いているのではないかと思うかもしれません。
しかし、コミュニケーションに自信が無くても、言語聴覚士として活躍できる場面は幅広くあります。
今回は、意外に知らない人も多いかもしれない言語聴覚士の活躍場面をご紹介します。早速見ていきましょう!
目次
▶言語聴覚士ってどんな仕事?
▶言語聴覚士に向いている人って?
▶コミュニケーションに苦手意識があっても大丈夫!
言語聴覚士ってどんな仕事?
ことばによるコミュニケーションの問題は脳卒中後の失語症、聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など多岐に渡り、小児から高齢者まで幅広く現れます。言語聴覚士はこのような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。
(引用:https://www.japanslht.or.jp/what/)
言語聴覚士は、おもにコミュニケーションの面から豊かな生活が送れるよう、ことばや聴こえに問題をもつ方とご家族をサポートする仕事です。
言語聴覚士に向いている人って?
上にも書いたように、言語聴覚士はコミュニケーションの面から患者さんの豊かな生活を支援する仕事なので、普段からよく人のことを気にかけて、サポートやお手伝いをしたくなる人は、言語聴覚士にとても向いているかもしれませんね!
<例えば、本校のオープンキャンパスでは、求められる人物像をこのようにお伝えしています!>
・人を大切にする心と姿勢をもっている人
・協調性のあるコミュニケーションをとることができる人
・主体性がある人
・自ら学び、向上心がある人
・探求心・研究心がある人
コミュニケーションに苦手意識があっても大丈夫!
ここまで読んでやっぱり「コミュニケーションが得意な人の方が向いているの?」って思いましたか?
しかし、言語聴覚士の仕事は、人と人とのコミュニケーションを主体としている部分だけではありません。
ここで、重要な言語聴覚士の働き方の一つを紹介したいと思います!
補聴器のメンテナンスに携わる働き方
補聴器メーカーや、補聴器の販売会社などで、言語聴覚士の資格を活かして補聴器のメンテンナンスから患者さんの状況に応じた聞こえの調整を行います。また、購入に至るまでの精密(専門的)な聴力検査とサポートを行います。その後の定期的なメンテナンスも担当しています。
<point!!>
・補聴器は精密機械なので、機械を触るのが好きな方や、音響に興味がある人にもおすすめ!
・検査や調整を通じて患者さんと関わる機会もあり、患者さんの生活を援助できる実感も得られる!
「機械ばかりを触っているわけではなく、患者さんと関わって人の温かみも感じられる瞬間もあり、とてもやりがいのある仕事です。「コミュニケーション」ということに囚われず、自分の興味のある分野に研究心・探求心をもって学ぶことで、幅広い仕事に携われるチャンスがあります!」
(by言語聴覚士科教員 藤原)
「こんなことに興味があるんだけどな…」ということがあれば、もしかしたらそれが言語聴覚士という仕事でも実現できるかもしれません。
神戸医療福祉専門学校三田校のLINE公式アカウントからも直接質問ができますので、気になることがあれば、気軽に相談してみてくださいね!
▼言語聴覚士科の紹介ページ&オープンキャンパス情報はこちら
https://www.kmw.ac.jp/gakka/st/
▼神戸医療福祉専門学校三田校言語聴覚士科の資料請求はこちら
https://secure.kmw.ac.jp/form/shiryo_as/
執筆
◆言語聴覚士科専任教員 藤原 秀仁
とことん追求して学ぶことが好きな性格。また人と1対1でじっくり人と向き合える仕事を探して言語聴覚士を知る。 聴覚障害やそれに関連した小児の言語障害、構音障害また音声障害の言語治療に関わっていた。