こんにちは!
義肢装具士科4年制教員の山本です。
今回お話するのは義肢装具士科4年制の授業について!
紹介する授業は『装具実習Ⅰ(体幹(たいかん)装具)』の授業です。
体幹装具ってなんでしょうか?
一般的にはコルセットなどがメジャーですね!

胸囲から骨盤にかけての動きを制限したり矯正したりする装具です。
そんな体幹装具の中にも様々な種類があります。
固定しつつも身体の動きを残すことができる軟性の装具と、骨折などにも使えるかなりかっちりしたガチっと身体を固定する硬性の装具があります。
今回は、硬性の(ガチっと身体を固定する)体幹装具を製作する授業になります。
義肢装具業界では、軟性だけでなく硬性の体幹装具も良く作ります。私も臨床ではとてもたくさん作りました!
また、この授業では製作方法だけではなく、最終学年に行う卒業研究前のイベントとして、体幹装具がどれだけ身体を固定できているのか、動きを制限できているのかの制限効果の実験を行います。
義肢装具士はこれからも進化し続ける業界です。
学生に実験の楽しさや、研究に対しての考え方などを学んでほしい!という願いも込めてこの実験をしてもらいました。
各グループに分かれ、どのような実験にするのかということから話始めます!
・何を使って測定するのか
・どんな装具の測定をするのか
・どのように比較するのか
…などたくさん話し合いました!
実験結果をご紹介!
実験するだけ…
ではなく、実験結果を発表し合う、プレゼン大会を行います。
実験のために記録した計測結果の写真をみなさんにもお見せします!!
今回お見せする測定で使ったのは2種類の装具です。
・TLSO … 胸の上~腰までを固定する装具
・LSO … 胸の下~腰までを固定する装具
今回は比較するために装具装着なしも計測しました。


なんだか難しそう!と思われるかもしれませんね。
義肢装具士科で学ぶとスッと理解できるようになります!
今回は発表ということもあり、
薄赤のマス目と、2本の緑ラインを画像に追加し、角度が分かりやすいように工夫しています。
準備ができたら、いざ発表です!!
本校ではこの発表する機会がかなり多いです。
なぜなら、臨床に出てから、病院の医師や看護師に装具の着け方などの講習を行うことがあるからなんです。
そういった時に人前で話すことができるスキルは、すぐに身に付かないと思います。
このような機会を利用してぐんぐん上達していきましょう!
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