みなさんこんにちは!義肢装具士科4年制教員の山本です!
今回は4年生の義肢演習について紹介します。
この授業ではOSCE(オスキー)試験(objective structured clinical examination)と呼ばれる実技試験があります。OSCEは6年制の医学部・歯学部・薬学部で導入されており、臨床実習に進むための条件となっている試験となっています。
本校としては、臨床(卒業し現場で働く)に出る前の最終学年で、技量を確認する位置づけとなっており、より即戦力として働ける人材の育成を目指します。
試験では、実際に大腿義足(股関節から膝関節までの間での切断)ユーザーの方にご協力頂き、義足の採型や適合を行います。

現場で必要とされる技術、マナーなどを習得し、さらに義足のソケットデザインや義足のパーツを適切に選択できるようになることを目指します。

試験は、採型の補助にのみ2人で行うことが許可されていますが基本は1人で行います。それに対して評価者は2名つきます。この評価者は臨床で活躍されているプロの義肢装具士の方となります。

現役の義肢装具士の方から直接アドバイスを頂けるチャンスです!
座学で勉強するだけでは得られない経験や、実際の利用者様からお話を聞くことができる機会ですので、学生は真剣な表情で挑みます。
ご協力して頂いた義足ユーザーの皆様、評価者の皆様、ありがとうございました。
次回は適合評価です!また頑張っていきましょう!