神戸医療福祉専門学校三田校 言語聴覚士科(4年制)では、医療現場で即戦力となる人材育成を目指し、学外実習にも力を入れています。
今回は、三田市にある歯科医院「ばんどう歯科」様のご協力のもと、歯科衛生士の方から直接ご指導いただいた口腔ケア実習の様子をご紹介します。

🦷 実習の目的:言語聴覚士に必要な「食べる力」への理解を深める

言語聴覚士は「話す・聞く・食べる」のリハビリを担う専門職。中でも「食べる(嚥下)」に関する支援には、口腔内の衛生管理や筋機能の理解が欠かせません。今回の実習では、歯科衛生士さんから専門的な口腔ケア技術を学び、嚥下障害の予防や改善に役立つ知識を深めることが目的です。
👩⚕️ 実習内容:プロの技術を間近で体験
実習では、以下のような内容を体験しました。

- 口腔内の観察方法:舌の動きや粘膜の状態をチェックするポイント
- ブラッシング技術:対象者の状態に応じたケア方法の違い
- 口腔ケア用品の選び方:スポンジブラシやジェルの使い分け
歯科衛生士さんの丁寧な指導のもと、学生たちは実際の器具を使いながら、実践的なスキルを身につけていきました。
💡 学生の声:「現場で使える知識が身についた!」

実習を終えた学生からは、こんな声が聞かれました。
「口腔ケアの大切さを再認識することができました。病院実習の時に口腔ケアを見学するのと実際に教えてもらって、やってみるのは全然違いました。力加減とか磨きにくいところとかあってできて良かったです。」
「患者さんが座った姿勢で実施するのと寝ころんだ姿勢で実施するのでは、口腔ケアのやりやすさが違うっていうことも体感しました。歯ブラシでは取れなかった汚れが意外にスポンジブラシでこすってみると取れたりして実際にやってみることでとても勉強になりました。」
🌱 地域連携で広がる学びのフィールド

神戸医療福祉専門学校三田校では、地域の医療機関と連携した実習を多数実施しています。今回のような歯科医院との連携は、多職種協働の重要性を学ぶ貴重な機会。学生たちは、医療現場での役割をより深く理解し、将来の進路に向けて自信を深めています。