今回は、本校の精神保健福祉士科で「精神保健福祉制度論」をご担当されている尾崎先生にお話をお伺いしました。

ご自身が通信制の学校で学び、苦労の末に国家資格を取得された実体験を持つ尾崎先生。通信制と通学制それぞれの特徴やメリット・デメリット、そして本校(通学制)で学ぶ魅力について語っていただきました。進路や学習スタイルに迷われている社会人・既卒の皆さまは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 通信制で苦労した私だからこそ「通学制」を強く推す理由
こんにちは。大阪生まれ大阪育ちの尾崎と申します。
私が精神保健福祉士を目指したきっかけは、大学時代にひょんなことから始めたガイドヘルパーのアルバイトでした。現場で精神障害のある方と関わる中で、「こうした方々はどのように支援されているのだろう」と疑問や興味が湧いたのです。その際、アルバイト先の社長さんから「精神保健福祉士」という資格があると教えていただき、資格取得を目指すことになりました。
ちなみに、当時の私は通信制の学校で資格取得を目指したのですが、実は1回目の国家試験で落ちてしまい、2回目の挑戦で合格しました(笑)。そうした苦い経験や遠回りをしたからこそ、皆さんには通学制で学ぶことを強く推しています。
無事に資格を取得した後は、大阪の守口市にある精神科病院が母体の地域生活支援センター(Ⅰ型)に就職し、精神保健福祉士としての歩みをスタートしました。その後、法人内移動を経て宿泊型自立訓練事業所でも支援業務に携わりました。
現在は、高槻市にある「NPO法人フェルマータ 就労継続支援B型なちゅら」という事業所で管理者を務めています。「食を通じて社会と繋がる」という理念のもと、農業や食品加工などをメインで行う作業所です。また、これまでの経験を活かし、大阪精神保健福祉士協会の理事も担わせていただいています。
そして本校では、こうした現場経験や自分自身の学びの体験をもとに「精神保健福祉制度論」の授業を担当しています。
2. 実体験から語る!通信制と通学制のメリット・デメリット
私自身が通信制で勉強していた頃、特に苦労したのは「何から勉強したら良いのか分からない」という状態だったことです。「自分のやっていることが果たして国家試験受験に必要なものなのだろうか?」という疑問を持ち続けながら一人で勉強するのは、非常にしんどかったのを思い出します。
また、私が通った通信制の学校では実習先も自分で探さなければならず、過酷な状況でした。十分な準備もできないまま不安を抱えて実習に臨みましたし、モチベーションを一人で保ち続けるのも難しく、結果として1度目の試験は不合格になってしまったのです。
落胆しましたが、すでに精神保健福祉士として働いていた友人に連絡したところ、同じ時期に受験する仲間2人を紹介してもらうことができました。そこから3人で定期的に勉強会を開き、励まし合ったことで、無事に2度目の国家試験で合格をつかみ取ることができました。
こうした実体験を踏まえた上で、通信制と通学制それぞれの特徴やメリット・デメリットをお伝えします。
【通信制のメリット・デメリット】
メリット
お仕事や家庭のことをしながら、時間をある程度自由に使える点です。すでに福祉の現場で業務を継続されており、資格(社会福祉士等)を取得されている方であれば通信制も有効かもしれません。
デメリット
自分一人で、情報もほとんどない状況に置かれてしまう点です。具体的には授業がほぼ無いため、国家試験・実習・レポートのことで疑問が生じた際、誰にも簡単に質問ができません。また、一緒に学習したり実習に臨んだりする現状を共有しにくいため、モチベーションの維持が難しくなると思います。
【通学制のメリット・デメリット】
通学制のメリットとしては、たくさんありますが3つに絞ってご紹介します。
1. 授業があること
効率的かつ正しい情報を得ることができます。授業があることで学習をするきっかけが良い意味で強制的にあり、すぐに疑問点を質問できる環境は国家試験合格への一歩になります。
2. 色んな先生方・講師陣に教えてもらえること
法律や制度はもちろんのこと、精神保健福祉士の業務や役割、さらに倫理観等を学校で学ぶことで現場に出た時のイメージが付きやすくなります。
3. 一緒に同じ目標に向かって頑張る仲間ができること
一人で勉強するよりも同じ目標のある仲間たちと一緒に学ぶことで、モチベーションの維持につながります。また、様々な情報を交換したり、勉強や実習などつらい時の心の支えにもなり得ます。
※通学制のデメリットとしては、毎日通学する必要があるので、お仕事や家庭のことをこなしながらであると少し体力的に大変かもしれません。
社会人・既卒の方が学習スタイルを選ぶ際に迷われたら、こうした特徴をご自身の生活スタイルや学習環境と照らし合わせて判断基準にしてみると良いでしょう。
3. 疑問を即解決!仲間と切磋琢磨できる通学制の良さ
普段の講義や学生との関わりの中で、本校の学生たちは授業も真面目に受けておられ、精神保健福祉士になるために切磋琢磨している姿が見られます。クラスの仲間同士で試験のことや実習に対しての情報交換なども積極的にされている印象です。
正直「すべてにおいて通学制が良い」と思っています(笑)。
その理由として、前述でも述べましたが、様々な先生や講師に出会えて疑問点をすぐに聞くことができ、同じ目標を持った仲間が近くにいることでモチベーションの維持や良い意味での安心感につながっていると感じるからです。本校の学生たちが通学制を選んだのは良い選択だったと実感しています。
4. 福祉未経験でも安心!すべての人生経験が活きる仕事
精神保健福祉士は現在、様々なフィールドでニーズのある職種となっており、現代社会において必要不可欠な仕事のひとつだと思います。
精神保健福祉士には「色んな人がいる」ということが、クライエントの方々に良い効果をもたらすと考えています。ですので、これまでに医療や福祉の経験がなくても、皆さまの人生経験すべてを活かすことができる仕事だと思います。ぜひ資格取得にチャレンジしてみませんか?
この記事を読んでくださっている皆さまと一緒に、精神保健福祉士として働ける日を楽しみにしております。
【学校からのお知らせ・まとめ】
尾崎先生、貴重なお話をありがとうございました!
ご自身が通信制で経験された苦労や仲間との出会いがあったからこそ語られる「通学制での学びの価値」や「環境の大切さ」は、進路に悩む方にとって大変参考になったのではないでしょうか。
「実際の授業の雰囲気を見てみたい」「自分に合った学習方法を相談したい」という方は、ぜひ本校のオープンキャンパスへお越しください!
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