みなさん、こんにちは。神戸医療福祉専門学校中央校、2024年4月開講予定の社会福祉士科教員の下林です。
今回は学校説明会でよくお聞きします、「通信制と通学のメリット、デメリット」についてお話ししたいと思います。
まず社会福祉士を目指す「目的」は何かということです。
「資格を取ってスキルアップを図りたい」
「資格手当がもらえるので、給料を上げたい」
「事務的な仕事に移りたい」
などなど資格の取得そのものが目的であるならば通信・通学どちらでもいいと思います。

「困っている方の相談支援をしたい。そのための専門的な知識を得たい」
という目的の場合、相談支援に必要なスキルは多様な価値観の受容や相手の立場に立った考え・コミュニケーション課題の把握などは実践で学んでいくことが重要だと思います。通学では現場で実際に勤務されている先生方や様々な環境や年代のクラスメイト達とコミュニケーションが取れます。いろいろな考えに触れることで実践に生かしていく練習ができると思います。また、先生方からは実際にあった事例や現状について聞くことができたりするのも通学の魅力だと思います。
通学のデメリットとしては時間的な拘束ができてしまうことが挙げられます。特に本校の場合は夜間1年間ですので受験資格を得るための科目履修、実習が平日2コマ・土曜日4コマの中に収めてしまわなければなりません。特に日中仕事をされている方からすればすごくタイトなスケジュールになるかもしれません。1年間で合格して国家資格を得ようとする覚悟が必要かもしれません。
通信制の場合ですが、自分のペースで学習ができることが最大のメリットだと思います。生活スタイルに合わせて学習を行うことができる反面、自分の快適な環境でできるので誘惑に負けてしまうデメリットもあるかと思います。また、通信制は学費の面で通学よりは安価であると思われます。このあたりは学費の補助が出る場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。
デメリットとしては受験資格を得るまで大体のところが1年半かかるところです。社会福祉士の国家試験は1年に1回ですので、受験まで2年かかってしまう可能性があります。
長々と述べてしまいましたが、結果的に通信も通学もメリット・デメリットがあります。
自分の生活環境や生活スタイルに合うのかどうか十分に検討してから決定してくださいね。
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