みなさん、こんにちは。神戸医療福祉専門学校中央校の社会福祉士科、精神保健福祉士科を担当しております教員の尾﨑です。
今回は社会人経験を経て本校の精神保健福祉士科に在学された学生さんのエピソードをご紹介します。もし入学を少し迷われている方や再進学に不安のある方にとっての参考になればと思います。
Ｍ子さんは、地方の国立大学を卒業し、イギリスでの留学を経て本校の精神保健福祉士科に入学してきました。成績は優秀だったのですが、メンタルが弱く、最初の模擬試験や定期試験の時には、おなかが痛くなって教室に入れない事もありました。しかし、夏の実習、国家試験の受験勉強を経てだんだんたくましく成長して国家試験にも合格し、卒業するときには精神科病院に就職が決まりました。
卒業してから1年後、Ｍ子さんが学校に相談に来ました。病院の相談室で、電話番をさせられることが辛いので、転職したい、と言います。また、「病者と関わる仕事は私には向いていない」とも。話を聞いて教員は、転職を考えるのならば次の仕事に対する積極的な姿勢がなければ難しいだろうと話し、今自分は何をするべきかよく考えてごらん、と伝えて帰しました。
1年後、Ｍ子さんからまた連絡がありました。ご家族の体調が悪いので、地元に帰る、ということでしたが再就職先は地元の精神科病院にしたそうです。
「この1年間、患者さんと積極的にお話し、退院後その人の希望する生活を実現するようがんばりました。そうしているうちに、『次も病院ワーカーとして働きたい』と思うようになりました。」そう語って地元に帰るＭ子さんの顔は、自信に満ちていました。学校での1年間、その後の現場での数年を経て、Ｍ子さんは見違えるように成長しました。このように、人生を変える1年間となるのが社会福祉士科・精神保健福祉士科なのです。皆さんも人生を変えてみませんか？
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