こんにちは。救急救命士科です。
臨床実習を終え、救急救命士への思いがより一層高まった2年生が、
学内で気管挿管・気管内吸引、血糖測定・ブドウ糖溶液投与の実習を行いました。
今回は、手技練習の授業風景をお届けします。
まずは、気管挿管です。
気管挿管とは、
専用のチューブを直接気管に挿入し、気道を確保する方法です。
救急救命士が行う気管挿管は、心臓と呼吸が止まっている(心臓機能停止状態かつ呼吸機能停止状態)の傷病者に実施しますが、
救急救命士の中でも限られた「認定救急救命士」にしかできない高度な技術を要する処置です。
何度も何度も手技練習を繰り返し、一連の流れが身についてきました。
実際の救急活動を想定し、3人で胸骨圧迫(心臓マッサージ)をしながらの練習も実施します。
気管挿管後は、気管内吸引の練習です。
気管内吸引は、
気管挿管後に気管内に分泌物などが貯留している場合に行います。
一刻を争う救急現場活動でスムーズな処置ができるよう、練習を繰り返します。
次はブドウ糖溶液投与です。
高度の低血糖では昏睡状態になることがあります。
このような傷病者に対して、血糖値を測定し、
意識障害の原因として低血糖が疑われる場合には、
救急救命士が点滴ルートを確保し、ブドウ糖溶液投与を行います。
残り数カ月で学内実習は終了します。仲間と過ごす時間もカウントダウンが始まりました。
悔いのないよう、頑張れ、26期生!