靴職人になりたい。靴作り、整形靴に興味のあるみなさん、こんにちは。
日本で唯一、整形靴の技術が学べる整形靴科の入学事務局です。
今回は、「靴職人」についてお届けしたいと思います。
テレビなどのメディアでも一度は聞いたことのある「靴職人」という職業。
元貴乃花親方の長男である花田優一(はなだゆういち)さんが靴職人として紹介されたことでも話題になりました。
「靴職人」ってどんな職業?
靴のデザイナーとは違い、ほぼ手作業で靴を作り上げるのが靴職人の仕事です。
靴のデザインから、靴型設計、型紙製作、木型の製作、革などの素材の裁断、ミシンでの縫製、底付け、仕上げまでの工程を行うのが靴職人の仕事です。
靴作りの工程の中でも、靴の革の部分を裁断してパーツごとに縫い合わせ、形作る工程を「製甲=アッパーメイキング」と呼びます。
既製靴の製造を分業で行うことが多かった日本では、靴職人の中でもアッパーメイキングの専門技術を持った職人を「製甲士」、
底付けの専門技術を持った職人を「底付け士」と呼ぶこともあります。
「靴職人」になるために必要な資格・スキルは?
靴職人になるために必要な資格はある?
靴職人になるには、資格などは特に必要ありません。
靴に関する資格では、よく知られているものにシューフィッターという資格があります。
シューフィッターとは?
シューフィッターとは、一人ひとりの人間の足にピッタリと合う靴を選んで提案する、靴の専門家のことです。足の疾病予防の観点から正しい靴選びをサポートします。
「足と靴と健康協議会」が認定している民間資格で、認定されるには3年以上の実務経験が必要です。
人それぞれに合う靴を専門知識をもって選ぶシューフィッターの中で、プライマリーは「初級」の意味。さらに上にはバチェラー(上級)、マスター(最上級)があります。
靴職人になるためのスキル(技術)を身につけるには?
靴職人として働くためには、資格の取得よりもスキルの獲得がさらに重要です。
スキルを身につければ将来独立開業し、自分の工房を持つことも可能となります。
花田優一さんのように靴づくりの本場ヨーロッパに留学し、本格的な技術や経験を積む職人もいたり、中には未経験から就職して、実務をこなす中でスキルや知識を習得していくという人もいたりします。
職人の作業の手伝いをしながら徐々にスキルを磨いていく流れです。
しかし、いきなり留学や靴工房へ弟子入りすることは、ハードルが高く感じられるのではないでしょうか。
その他の方法として、靴職人になるための技術や知識を学べる学校で靴作りの基本技術を修得した後、就職して実務を経験しながらスキルアップする方法があります。
「オーダーメイドの靴作り」が学べる学校
オーダーメイドの靴はビスポークシューズとも呼ばれ、お客様の要望を聞きながら一から靴を製作していきます。
オーダーメイドシューズを製作する靴職人になるには、デザイン性も大事ですが、足とのフィット感や耐久性なども考慮した靴作りのスキルを身につける必要があります。
そこで、靴職人の中でも特に、足や姿勢に関する解剖学や運動学などの知識を持ち医療現場でも活躍する靴職人がいます。
それが、「整形靴技術者」です。
「整形靴技術者」は、ひとりひとりの足の悩みを聞き、履き心地よく歩きやすい靴を製作するのが仕事で、一般の靴だけでなく医療現場で使用される「整形靴」を製作することができます。
整形靴技術を学ぶことで、足のトラブル(扁平足や外反母趾など)や怪我や病気で足に変形や障害を持っている方まで、さまざまな方に合わせたオーダーシューズを作れるようになるのです。
ヨーロッパの中でもドイツ、オーストリア、スイス、フランスでは「整形靴マイスター」という国家資格があり、チーム医療の一員として活躍しています。
整形靴技術者を目指すには?
神戸医療福祉専門学校三田校の整形靴科では、靴作りの本格的な技術や知識を学べるだけでなく、足や姿勢に関する解剖学や運動学など、医療の知識も身につけて靴作りをすることができる整形靴技術者を目指すことができます。
神戸医療福祉専門学校の整形靴科は、国内唯一の専修学校課程(学校教育法に基づく正規の学校)の整形靴技術者養成校です。
長年のノウハウを活かし、最新の設備環境の中で整形靴の基礎から徹底的に学習。
医学・工学・デザインと多方面から学ぶカリキュラムで整形靴技術者としての専門性を高めることができます。
毎年、靴職人を目指す多くの高校生や社会人の方が入学されています。
今回は、靴職人になるには?というテーマでご紹介しました。
この記事を読んでくださった靴職人を目指すみなさんに是非見ていただきたい!
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