整形靴の技術が学べる専門学校の整形靴科・入学事務局です。
三田校の整形靴科では日々いろいろな靴が製作されています。靴を製作するにあたり、足のモデルになって頂くモデル患者様のお話、製作の授業中の出来事など様々なエピソードが舞い込んできます。
そのような「靴」にまつわるエピソードをご紹介いたします。
第二弾では「整形靴Ⅲ」という学生それぞれがテーマを設け靴作りをするという授業で製作した靴をご紹介します。
第一弾の卒業製作はコチラ
https://www.kmw.ac.jp/blog/sanda/of/37008/
「足に優しいスパイクを目標に」
エピソード:
中学生の頃から陸上競技部で走っていました。タイムを出す為にキツメのスパイクを履く人が多く、痛みなどの問題が出て靴選びに困る人をたくさん見ました。足に合わせて製作する整形靴と競技用靴の融合を目指しました。デザインは愛用していた自分のスパイクをオマージュしました。
「ホールカットをベースに遊び心を」
エピソード:
40代男性のモデル様に製作しました。モデル様のご要望で、ホールカットをベースに後部の色を切り替えるデザインにしました。ユニークなデザインなので、ヒールとアッパーの一体感を出すのが難しかったです。
「タンナー様にご用意していただいた白い革を使って」
エピソード:
モデルをしてくださったタンナー様にご用意いただいた「白のカーフ」を使いました。とてもキレイな白色で、タンナー様だからこそ出せる色だそうです。シャーレンボーデン式という底付けなど初めてづくしの製作。失敗もたくさんしましたが、とても勉強になりました。
整形靴を作る整形靴技術者とは?
整形靴技術者とは、扁平足や外反母趾など足のトラブルを抱えている方に対し履き心地よく、歩きやすい靴を製作するのが仕事です。足の悩みを聞き、靴の製作、加工、フィッティングを行い、お客様に提供します。