触診と姿勢反射から学ぶ「身体の動き」
こんにちは!作業療法士科教員の田村です!
現在、作業療法士科の2年生は身体障害評価学実習Ⅱという「身体と動き」を学んでいます。この授業では、筋肉の触診や姿勢反射の評価を通じて、身体の構造と機能を深く理解し、臨床現場で必要とされる観察力と感受性を養います。
筋肉の触診:手の感覚で「見る」
筋肉の触診は、皮膚の下にある筋肉の形状、硬さ、緊張度を手で触り確認する技術です。学生たちは、まず骨格筋の位置や走行を学び、次に実際に触れてその違いを感じ取る練習を行います。緊張の違いや筋肉の位置を感じるのはかなり難しいようでした。


姿勢反射の評価:身体の「無意識」を観察する
姿勢反射とは、身体が無意識に姿勢を保とうとする反応のことです。例えば、立ってバランスを崩したときに足を踏み出す反応や、頭の位置に応じて体が調整される反応などが含まれます。
この授業では、学生が互いに姿勢反射を誘発し、その反応を観察・記録します。こけそうになりながらも気を付けて観察を行いました。


今後の展望:臨床につながる評価力の育成
身体障害評価学実習Ⅱは、作業療法士としての「目」と「手」を育てる授業です。筋肉の触診や姿勢反射の評価は、患者の状態を的確に把握するための基本技術であり、臨床現場での信頼につながります。患者様に貢献できるよう練習を頑張ってください。