先日、作業療法士を目指す1年生が、兵庫県立リハビリテーションセンターを見学してきました。

ここは、病院だけでなく、就労支援や生活訓練、福祉用具の展示など、障害のある方の「生きる力」を支える仕組みがギュッと詰まった場所です。
「リハビリ」って病院だけじゃない!見学して驚いたのは、リハビリが病院の中だけで完結しないこと。
就労支援施設では、障害があっても働きたい人をサポート。作業療法士は「どんな仕事ならできるか?」を一緒に考え、練習します。
自立生活訓練センターでは、料理や掃除、買い物など、日常生活のスキルを練習。
運転支援施設では、車の運転を再開したい人に向けて、運転能力を評価し、訓練します。
「仕事」「生活」「移動」――どれも人生に欠かせないことですよね。作業療法士は、それを「できるようになる」ための専門家なんです。

福祉用具展示ホールでは、最新の車いすや便利グッズがずらり。
例えば、片手で靴下が履ける道具や、手が不自由でも料理ができるキッチンツール。
「こんな工夫で生活が変わるんだ!」と学生たちも目を輝かせていました。
作業療法士は、こうした道具を選んだり、使い方を教えたりするプロでもあります。
作業療法の面白さとは、作業療法士の仕事は、ただ「体を動かす練習」じゃありません。
その人がやりたいことを叶える、その人らしい生活を取り戻す、これがゴールです。

「ゲームがしたい」「仕事に復帰したい」「家族と旅行に行きたい」――そんな夢を支えるのが作業療法士。だから、毎日がクリエイティブで、人と深く関わる仕事なんです。

今回のような見学や実習は、本校が特に力を入れている学びの一つ。
「現場を知る」経験を積み重ねることで、地域で活躍できる作業療法士を育てることを目指しています。教科書だけでは学べないリアルな現場を体験することで、学生たちは「自分がどんな作業療法士になりたいか」を具体的に描けるようになります。
もし「人の役に立ちたい」「アイデアを活かした仕事がしたい」と思っているなら、作業療法はぴったり。病院だけじゃなく、地域や企業、スポーツ、福祉など、活躍の場はどんどん広がっています。
次のオープンキャンパスで、あなたの想いを形にできる「作業療法士」を体験しに来ませんか?