この度、義肢装具科教員チーム(リーダーは川上先生)は、日本初の片脚を失ったコウノトリの義足製作にチャレンジします!
【川上先生のプロフィールはこちら】
コウノトリは湿地生態系の頂点に君臨する鳥で、大型の淡水魚をはじめとする水生動物から、ヘビやバッタのような陸生動物まで、多様な餌を食べる肉食の鳥です。現在では、極東に2000羽あまりしか生息していない絶滅危惧種です。
兵庫県立コウノトリの郷公園(http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/park_intro/how_ows/)

このコウノトリは今年1月に徳島のため池で衰弱しているところを保護されました。
狩猟量のワナに挟まれたためか、左脚のほぼ半分が無くなっている状態でした。
その後、兵庫県立コウノトリの郷公園の松本獣医師のもとで自作の義足を装着してリハビリを頑張っていました。
そのニュースを見た川上先生が『ぜひコウノトリのリハビリに協力したい!!』と学校を通じてコウノトリの郷公園に連絡を取り、3月24日に同公園を訪れ、義足製作の第一歩となる採型を行いました

その後、試作品となる“仮義足”を作成し、4月6日には同公園を訪問し、仮義足装着に至りました。
また、その日には同公園主催の記者発表も開催され、今回のチャレンジについて記者さんにお話しする機会が設けられました。
今後は定期的にコウノトリの郷公園を訪問し、その様子を確認したうえで改良を重ねて“本義足”完成を目指していきますので、進捗はこのブログで報告していきます。