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【義肢装具士科/前期振り返り②】3年生『座位保持クッションづくり』

義肢装具士科4年制/三田校

2022.8.25

こんにちは。義肢装具士科 教員の堂本(どうもと)です。
前期授業の振り返りWEEK!第2回目です!
今回は義肢装具士科4年制3年生の「座位保持装置実習」について紹介します。

座位保持装置……装置!?となった方もいるかもしれませんので、まず先に少し紹介させていただきます。

座位保持装置とは

「座位保持装置」は姿勢を保つための装置の一つです。

短時間でも自力で座っていられない、座っていても身体が前に倒れたりお尻が前に滑ったりと、どんどん姿勢が崩れてしまう、座って作業するための姿勢が不安定……な障がい等を持つ方が安定して座り続けるためのクッション・イス・車イスのことです。
特に「座位保持装置」は治療やリハビリ、日常生活の改善など、目的をもって座位を確保するためのものを言います。

生活する上で当たり前に行われている、自力で座ることは意外と難しいことであったりします!

正しい座り方ですね

人間は座る時に、重い頭を細い首で支えながら、体幹の筋肉を使ってバランスをとって、お尻で体重を受けて、床に着いている足で踏ん張って、腕でも支えて……。
と普段は無意識ですが全身を使ってやっと自力で座る事が出来ます。
そのため、身体が上手く動かせない・筋力がとても少ない方は意識しても自力で座ることはとても難しいのです。

このブログを読んでくださっているあなたも、快適に「座る」ためにクッションを使っていたり、周りに使っている人はいませんか?
硬い座面よりも柔らかい座面、身体にフィットする方が長くしっかり座れますよね?

今回紹介する3年生の座位保持装置実習では、川村義肢株式会社の牧田先生をお招きして、自分たちが普段使える・使ってみたい「自分専用の座位保持用クッション」作りを実施しました!

自分専用の座位保持用クッション作成開始!

自分で使いたい場面を決め、形状を考え、身体を採寸し、真四角の材料に設計・切削して、身体に合った機能的なクッションを製作しますよ!

まずは学生同士で採寸
理想のクッションにするために宮谷先生に設計の相談中
製作前にどういう形状にすれば
座位の姿勢が変化するかも評価しましたよ
設計図を材料に描いて…
描いたライン通りに切ったり削ったりして形を整えます。

学校での勉強用、自宅での娯楽用、マイカー用、リラクゼーション用と、様々な形状のクッションが出来上がりました!

 完全オーダーメイドのクッションの使い心地は!?と気になるところですね。学生達は製作したその日に持ち帰り、それぞれ使用しています!
 

最後に牧田先生と作成したクッションと記念撮影!!

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