今回は義肢装具士科4年制2年生で1月13日から始まる評価実習についてのお話です。
義肢装具士科4年制では、従来の2度の臨床実習に加えまして学生の臨床像を確立する為の2つの実習を取り入れております。1年生の時に体験実習で義肢装具製作施設での製作現場や病院施設等の臨床現場での義肢装具士の活躍を実習指導者の元で見学を行っています。学校で学んだ知識や技術をより具体的にイメージする機会を学生に提供するものです。
そして2年生になると評価実習で1年次で学んだ基礎医学や障害評価学、各装具実習で履修した事をもとに、義肢装具士として臨床現場における患者や障害者の「患者評価」「適合評価」業務を見学、また監視下のもとで補助作業を中心に参加し「評価・考察」を行い、レポートを作成します。
ISPO(国際義肢装具協会)が認定するカテゴリー1の学生として、高いレベルでの臨床能力が必要とされており、この評価実習を通して義肢装具を一歩深く考え、具体的な義肢装具士をイメージする機会になればと思います。
またこの評価実習は、3年生、4年生の時に行う2度の臨床実習をより有意義にする為の取り組みの一つでありますので、頑張ってきて欲しいと思います。