2019年8月は、『病院・施設における精神保健福祉士の役割』というテーマで講演会を実施しました。
講演者は、2008年度卒業生と2012年度生です。精神科病院で働く精神保健福祉士の2008年度卒業生からは、1.職場の案内と自己紹介、2.精神科病院におけるPSWの業務、3.精神科病院におけるPSWの役割、4.もう一つのPSWとしての大きな役割、5.印象に残った患者さんのお話、6.精神保健福祉士に関心をお持ちのみなさんへ、についてパワーポイントを用いていただきながらお話してくださいました。
就労継続支援事業B型で働く精神保健福祉士の2012年度卒業生からは、
1.入学までの経緯から当時の学校生活、2.相談業務の内容と援助技術、3.支援計画の作成(サービス等利用計画・個別支援計画)、4.関係機関との連携.調整、5.社会資源につなぐということ、6.付随業務について、利用者の方との関わりをエピソードに触れながらお話してくださいました。
卒業生からの「病院は環境面では生まれ変わろうとしています。もうあと20年もすれば、病院に対するイメージは良い方向に変化しているかもしれません。それと同じくらい、精神障害者へのイメージも変わっていることを期待しながら、明日からも現場に立ち続けようと思います。(2008年度生)」また、「日頃、何気なくしている支援の中で、利用者の方から「ありがとう」と言っていただいたり、ささやかな変化や可能性をとても嬉しく感じる日々です。一緒に、嬉しい時には笑顔になり、楽しい時には大きな声で笑います。業務は多岐に渡りますが、小さな喜びがモチベーションに繋がっています。(2012年度生)」という言葉が印象的でした。
今後のお二人のご活躍をお祈りしております。
次回の講演会は、2019年10月20日(日)13時~14時30分です。
是非、ご参加ください。お待ちしております。