こんにちは!神戸医療福祉専門学校三田校 言語聴覚士科教員の足立です😆
先週のリハビリでは、ついに言語聴覚士が出てきましたね!
ドラマの中では、コミュニケーションがうまく取れないお子さんに対し、ボールと遊び要素を用いた“療育(りょういく)”の場面が出てきました。
今回のブログでは、言語聴覚士が行うこどものリハビリについてのご紹介です✨
皆さんは言語聴覚士がするリハビリはどんなものか想像がつきますか?
言語聴覚士は何を使ってどんなリハビリテーションをしているのでしょうか?
「リエゾン」ではボールを使って、「相手が話している間は話さない」という会話のルールを理解することを目的にした訓練をしていました。
ボールを持った人が話すという、見て分かりやすい手掛かりによって会話のルールを理解していくお子さんが描かれていました。

言語聴覚士が訓練に使用する物品は訓練の目的によって異なります。
必ずこれを使うと決まっているものはありませんが、
「こういう場合は、これを使用することが多い。」というレベルで定番の物はあります。
今回はそのパターンを少しだけご紹介します。
まず、ことばの発達を促すことを目的にした訓練の方法には、大きく分けて2つの方法があります。
机に向かってするお勉強スタイルの方法と遊ぶスタイルの方法です。
どちらの方法も訓練目標を達成するために、お子さんの発達段階にそったプログラムを準備します。
同じ物品を使用してもスタイルによって学ぶことが変わってきます。
今回は訓練で使用される絵カードを例にお話していきますね(^^)/

〇お勉強スタイル
学んでほしいことに特化した訓練を実施しやすいです。
例えば、絵カードを机の上に並べ、「つめたくて 甘い 食べ物」など言語聴覚士が、ヒントを出しそれに合う、絵を子どもが選んでいきます。子どもは言語聴覚士のヒントがあることで、理解の練習が進めやすかったり、言語聴覚士は、どの程度理解しているか把握はしやすいです。
〇遊びスタイル
自然なやりとりの中で、その場にあったことばの遣い方の経験が積みやすいです。
お店屋さんごっこの設定で、「イチゴと消防車を買ってきて」と言語聴覚士が声をかけ、お使いを頼まれた子どもが絵カードの商品をお店で買ってきます。
子どもが興味を持っているもので遊び道具を用意することが多いです。
改まった状況でない自然なやり取りを楽しみやすく、子どもの興味に合わせてやり取りを広げやすいです。
先週の「リエゾン」の場合は、遊ぶスタイルの訓練方法で、遊び道具であるボールを使用しました。
同じ会話のルールを理解する事を目的とした訓練でも、他にもお手紙を読みコミュニケーションのルールを学ぶ時もあります。
どんなリハビリテーションでも、言語聴覚士は支援・訓練目標にあわせて、対象者が楽しんで自分から取り組める取り組みをしたいと考えています。
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