
精神保健福祉士といえば福祉系の三大国家資格の一つに数えられ、社会福祉士、介護福祉士とともに福祉の分野には欠かせない職業です。
高校を卒業後に福祉系の大学に進学し、国家資格の取得を目指すというのが一般的なルートですが、中には「すでに社会人として働いているけど、精神保健福祉士を目指したい」という人もいるのではないでしょうか。
せっかく精神保健福祉士になりたいと思っても、年齢が不安でなかなか踏み出せないのはとてももったいないですよね。そこで今回は、精神保健福祉士と年齢の関係について見ていきましょう。
目次
さまざまな年齢の社会人が目指す精神保健福祉士
国家資格を必要とする福祉分野の職業というのは、ある日突然「なりたい!」と思い立ってもすぐになることはできないものです。
精神保健福祉士も例外ではなく、国家試験の受験資格を得るためには学校に通ったり実務経験を積んだりと、踏まなければならないステップがいくつか存在します。
社会人として普通に働いている人が学校などに通うのは決して簡単なことではありません。
しかしそれでも、新たに精神保健福祉士を目指す社会人の方はたくさんおり、年齢もさまざまです。
実際に精神保健福祉士の養成課程がある養成機関では、高校を卒業して間もない18,19歳ほどの学生ばかりではなく、20代はもちろん30~40代も珍しくなく、さらに上は60代の学生が入学することもあります。


精神保健福祉士の職業詳細
仕事内容
例えば医療機関で働く精神保健福祉士の場合、主な仕事内容は患者の入院生活サポートになります。
患者さんはもちろん、そのご家族からの相談に乗ったり、医師やそのほかのスタッフとの情報共有なども行いながら、精神障がい者支援においては中心となって活躍します。
活躍の場
精神保健福祉士の活躍の場として挙げられるのは、主に3つ。
- 医療機関
- 行政機関
- 障がい者支援施設
医療機関というのは、精神科病院や総合病院の精神科など、精神科の治療を扱っている病院になります。
行政機関は保健所や精神保健福祉士センターなどといった機関です。
そのほか、あらゆる障がい者支援施設での活躍も期待されます。
給与相場
精神保健福祉士の給与相場は、月収にしておよそ20万〜30万円ほどとなっています。
就職先や役職などによって多少の差は生まれてくるものの、概ねこの水準となっており、年収としてはおよそ300万〜500万円といったところになります。
社会人からでも最短1年で国家試験が受けられる
すでに働いている社会人の方が、現在就いている職業から他の業種の職業に転職する際に最もネックになってしまう可能性があるのが、転職にかかる期間ですよね。
職業によっては数年養成機関に通ってようやく受験資格を得ることのできる資格や、必死で勉強を続けても資格試験に合格できるかわからないほど難易度の高い資格もあります。
特に精神保健福祉士は医療福祉系の国家資格であることもあり、国家試験の受験資格の得やすさや難易度の高さに不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
しかし実は精神保健福祉士の国家試験は、社会人から目指す場合でも最短1年で受験することが可能になっています。また、国家試験の合格率は全体でおよそ60%前後。半分以上が合格するため、決して難しい試験ではないのです。
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社会人が国家試験の受験資格を得るためのルート
精神保健福祉士資格を得るための国家試験には受験資格があり、一定の条件を満たすことでその受験資格を得ることができます。
受験資格を得るためのルートは全部で11通りあり、以下の図のようになっています。
高校を卒業後すぐに精神保健福祉士を目指す場合、最短ルートは図中の一番左の「福祉系の4年制大学で養成過程を修了する」というルートになります。
しかし社会人の方が精神保健福祉士試験の受験資格を得るためには、おおよそ図中の右の4つのルート、「一般の大学・短大もしくはその他の学校を卒業した方のルート」のいずれかによって目指すことになるでしょう。
これらのルートは福祉系の大学や短大を卒業していない方が国家資格の取得を目指すためのルートであるため、異業種に従事していた社会人の方でも精神保健福祉士を目指すことができます。
社会人の方の場合、すでに大学や短期大学を卒業している人が多いかと思います。一般的な大学を卒業している方であれば、「養成施設に1年以上通学する」ことで受験資格を得ることができるのです。
短大卒の方の場合でも、それにプラスして「1〜2年の実務経験」を積むことで受験資格を得ることができます。
もちろん、福祉系の大学や短大を卒業したのちに他業種に従事していた社会人の方であれば、図の左の方の福祉系大学・短大を卒業するルートで受験資格を得ることができます。
まとめ
令和3年6月末日時点で、精神保健福祉士の登録者は94,649人いると言われています。
精神保健福祉士を目指すのは20歳前後の若者ばかりではなく、社会人として働く20~60代の方も多いです。
大卒の方であれば、たとえ福祉系の大学を卒業していなくとも最短1年で国家試験の受験資格を得ることができます。
福祉系の職業への転職を考えている方は、ぜひ精神保健福祉士への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
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「患者さんの暮らし全般を支えることができる。」(2011年度卒業)
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監修・運営者情報
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