みなさん、こんにちは!義肢装具士科3年生です。
みなさんは、座位保持装置(ざいほじそうち)」って聞いたことがありますか?
おそらく、初めて耳にする人がほとんどだと思います。
これは、病気やケガなどで「自分の力でイスに座り続けるのが難しい人」のための、特別なイスやクッションのことです。
スマホを見るときや勉強するとき、ずっと同じ姿勢だと疲れますよね。自力で体を支えられない人にとっては、座ること自体がとても大変なことなんです。
そこで、使う人の体型や障がいに合わせて、ベルトやパッドの位置、背もたれの角度まで完全オーダーメイドで作るのが「座位保持装置」です。
今回は、そんな座位保持装置の基本となる「自分だけの特別なクッション」を作る実習の様子をお届けします!

◆憧れのプロ!大先輩の先生から学ぶ
今回の実習では、業界大手の川村義肢株式会社で活躍されている土居先生をお招きしました!
実は土居先生、私たちの学校の卒業生なんです✨
現在は、子どもたちのための車椅子や座位保持装置を専門にしている、まさに「ものづくりのプロ」。
私たちが通う三田校は、日本で一番多くの義肢装具士を育てている学校なので、こうして現場の第一線で働くカッコいい先輩たちが直接教えてくれるのが強みなんです!

◆クッション作りのリアルな裏側
今回作ったのは、学校や自宅のイスで使うクッションです。
いつもの義肢(義手や義足)や装具(コルセットなど)よりもサイズが大きくて、みんな大苦戦(笑)。でも、土居先生のアドバイスのおかげで全員無事に1日で完成させることができました!

製作のステップはこんな感じです👇
- ステップ1:採寸&設計
お互いの体のサイズを測り、イスに合わせて形を設計します。 - ステップ2:削り加工
お尻の形にフィットするよう、カッターや専用の機械で丁寧に削ります。 - ステップ3:仕上げ
抗菌シートを貼り付けます。シワが出ないように貼るのが、実は一番の難関💦

◆ 1週間使ってみて感動!オーダーメイドの凄さ
完成したクッションを、実際に自宅や学校で1週間使ってみました。自分で使ってみることで、市販のクッションにはない驚きの効果がたくさん見えてきたんです👀
学生たちのリアルな感想を紹介します!
・「いつもはお尻の骨が痛くなるのに、これならずっと快適!」(勉強机で使用)
・「骨盤がシャキッと立つ設計にしたので、ご飯のときも良い姿勢をキープ。 おばあちゃんに『姿勢が綺麗だね』って褒められました!」(食卓のイスで使用)
・「お尻を支えられている感覚がすごくて感動。 オーダーメイドってやっぱり凄い!」
・「座り心地が良い」というだけで、勉強の集中力が上がったり、家族とのご飯が楽しくなったりする。私たちが作るものは、誰かの日常をこんなに笑顔にできるんだと実感しました。

自宅の勉強机に合わせて使用

食事用の椅子に使用
◆未来の義肢装具士を目指すみなさんへ
三田校の実習は、ただモノを作るだけではありません。
「これを使う人は、どんな生活を送るんだろう?」とトコトン想像し、時には自分たちで使って体験することを大切にしています。
小さな気づきを一つひとつ形にして、誰かの「笑顔」や「歩きたい」「座りたい」を支える。
そんな義肢装具士のモノづくりに、あなたも挑戦してみませんか?
学校のオープンキャンパスでは、実際の仕事の体験もできます!
モノづくりが好きな人、誰かを笑顔にする仕事がしたい人、ぜひ一度遊びに来てくださいね、学校でお待ちしています!