皆さんこんにちは。社会福祉士科教員の下林です。
オープンキャンパスなどで「将来は病院でMSW(医療ソーシャルワーカー)として働きたい」というお声をよくいただきます。病気やケガに伴う生活上・経済上の不安に寄り添うMSWは、福祉職の中でも非常に人気が高い職種です。
一方で、「病院には実際何人くらい配置されているの?」という疑問もよく聞かれます。今回はMSWの配置基準や業界の現状、現場で求められる力についてお話しします!
病院にMSW(医療ソーシャルワーカー)の配置義務はあるの?
実は、病院への法律上の必須配置義務はありません。医師や看護師とは異なり、医療法などによって「病院に必ず置かなければならない」という一律のルールはないのが現状です。ただし、厚生労働省の「医療ソーシャルワーカー業務指針」では、「病床100床につき1名以上」の配置が望ましいと定められています。
近年では、診療報酬において「入退院支援加算」や「地域連携」などの項目で、専従・専任の社会福祉士の配置評価が格段に手厚くなりました。
早期退院や地域包括ケアシステムの推進に伴い、「社会福祉士をしっかり配置して患者さんの退院調整や生活支援を行う病院ほど、国の評価(診療報酬)が高くなる」仕組みが整ってきたため、多くの病院でMSWの増員・採用が進んでいます。
病院の種類による配置の違い
もちろん、病院の種類によっても配置は変わってきます。
- 急性期病院・大病院:入退院支援部門や地域連携室に複数のMSWを配置し、分業・チームで迅速に対応。
- 回復期・療養型病院:患者さんやご家族とじっくり時間をかけ、在宅復帰に向けた調整を行うため、病棟ごとのきめ細やかな配置を重視。
制度的にもMSWの必要性が評価され、病院経営における重要度は年々増しています。
現場で本当に求められる「3つの力」
配置が増えているからこそ、単に「資格を持っている」だけでなく、現場で機能する力が問われます。
① 多職種と対等に渡り合う「調整力と専門性」
医師、看護師、リハビリ職など多職種と連携する中で、医療用語を理解しつつ「患者さん・ご家族の生活者の視点」を代弁(アドボカシー)できる力。
② 制度を正確に組み合わせる「知識力」
高額療養費制度、介護保険、障害福祉サービス、生活保護など、変化の早い制度を正しく把握し、一人ひとりに最適なプランを提案できる力。
③ 不安を解きほぐす「傾聴・コミュニケーション力」
突然の病気や障害で混乱している患者さんやご家族の「本当の困りごと」を丁寧に聞き出す姿勢。
MSWは、患者さんが不安を抱えて病院に来られてから、笑顔で住み慣れた地域へ戻っていくまでを支える、非常にやりがいのある専門職です。診療報酬上の評価も高まり、病院組織内での立ち位置もより重要になってきています。
「自分にも目指せるかな」「(※大卒等対象の)1年間の学びでどれくらい成長できるだろう」と悩んでいる方は、ぜひ一度本校のオープンキャンパスや個別相談会にお越しください!志を持つ皆さんを、私たちが全力でサポートします。
【社会人から医療ソーシャルワーカーへ!】
「仕事と両立しながら通える?」「学費や給付金制度について知りたい」など、疑問や不安を直接相談してみませんか? 夜間1年制のカリキュラムや合格実績、卒業生の就職先についても詳しくご紹介します。
また本校の社会福祉士科は専門実践教育訓練給付金制度や兵庫県社会福祉協議会の修学資金制度など、学費を少しでも抑える制度が利用できます!
気軽にご相談ください。
[▼ 社会福祉士科のオープンキャンパス・個別相談会はこちら]
- 専門実践教育訓練給付金制度について※厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html - 修学資金制度について※兵庫県社会福祉協議会HP
https://www.hyogo-wel.or.jp/work/care-shugaku.php