こんにちは。靴作りを仕事にするための専門学校、整形靴科入学事務局です。
今回は、整形靴科教員紹介の第三弾。
Vol.3は、自身の工房を持ちながら、実習授業を教えてくれる吉田昇平先生です。
(vol.1はこちらから↓↓
【整形靴科】教員紹介vol.1~就職相談はおまかせ!学校生活をマメな個人面談でサポートする学科長~)
(vol.2はこちらから↓↓
【整形靴科】教員紹介vol.2~義肢装具士資格を持ち、「整形靴専攻科」を卒業した先生~)
※整形靴科には吉田先生がお二人いらっしゃいます。分かりやすくお伝えするために、ここからはファーストネームで表記します。
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整形靴科
吉田 昇平 先生
大学を卒業後、社会人経験を経て本校整形靴科へ入学。その後、義肢装具会社で経験を積み、三田校で教員として指導しています。2017年2月にオーダーメイドシューズ専門店「セントラルフットウェアサービス」をオープン。現在では三田校で教えながら工房を経営しています。
セントラル フットウェア サービス:https://cfs-shoes.com/
Career:
・大学卒業後、園芸用品のメーカーに就職
・中華料理のケータリング
・喫茶店で調理担当(調理師免許取得)
・三田校整形靴科入学
・京都の義肢装具会社にて整形靴製作
・兵庫の義肢装具会社にて整形靴製作
・神戸医療福祉専門学校三田校 整形靴科専任教員
・セントラルフットウェアサービスを開業、教員と平行してオーダーメイド靴製作に従事
日本整形靴技術協会/理事 就任
Hobby:
三線(沖縄三味線)、和太鼓。年に数回ですが人前で演奏する機会があり、緊張感を持ちながら楽しく歌ったり演奏したりしています。
モノ作りを通して人を笑顔にする仕事がしたくて
Q・整形靴技術者になろうと思ったきっかけを教えてください!
大学卒業後、営業の仕事をしていて月曜日に会社に行ったら出張続きで週末まで家に帰れないような生活をしていて、自分には合わないなと思って辞めたんです。高校の時から薄々サラリーマンじゃない生き方の方がいいのでは?と思っていたのですがやっぱりそうでした。
その後、ケータリングのアルバイトがきっかけで「料理を作る」ことに興味を持ち、飲食店で働きました。調理師免許も取ったのですが、料理って食べたらなくなってしまうのって少し寂しいなと思ったんです。自分が作った物が人の役にたって、形として残る仕事をしてみたいなと思ったのが、神戸医療福祉専門学校三田校と整形靴との出会いのきっかけでした。
マイスターからの指導が魅力
Q・卒業生として、教員として見た三田校の魅力を教えてください。
三田校に私が入学したときから、オーストリア人のマイスター(整形靴技術者としての国家資格)であるエドワルド・ヘルプスト先生がいらっしゃって教えてもらっていました。
本場ヨーロッパの靴作りは本来何年もかけて学校に通ったり、修行したりしないと学ぶことが難しいので、彼に教えてもらえたこと、一緒に仕事ができることはとてもラッキーだと思います。
「いずれ自分の店を・・・」を現実に
Q・工房のこと、独立しようと考えた経緯を教えてください。
京都の義肢装具会社で働いていたときから「いずれ自分の店を・・・」という夢は持っていました。いち製作者としてではなく、直接お客さんと会話し、その方のニーズにあった靴をご提供し喜んでいただきたいと思っていたからです。
三田校卒業後は、しばらく義肢装具会社に勤めました。学校では基礎の基礎を学ぶので、すぐに製品としてのクオリティーが高い靴が作れるわけではないんです。義肢装具会社で経験を積んだ後、教員として5年ほど指導した後開業に踏み切りました。
工房で提供するオーダーメイド靴には医学的な知識が盛り込まれています。周計などの採寸だけではなく、採型し足型から木型を作成し、見た目も履き心地もいい靴作りを心掛けています。
木型製作を含む靴製作の勉強ができる神戸医療福祉専門学校三田校の整形靴科で、医学に基づいた知識や技術を培ったからこそ、他のオーダーメイド靴店に出来ない靴作りをすることができています。
兵庫県の多可町という自然豊かな町に工房を作り、教員との2足のわらじで頑張っています。田舎で靴屋さんなんてできるの?といわれることもありますが、強く興味をもった方が来てくださるので、店がどこにあってもやっていけるなと感じています。
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昇平先生、ありがとうございました。
整形靴科についてより詳しく知りたい方はコチラ