こんにちは。足に合った靴作りを学ぶ整形靴科の入学事務局です。
今回は、整形靴科の担当教員をご紹介していきます。
vol.1は、学科長の辻野先生からです。
整形靴技術者を目指そうと思ったきっかけ、これまでの経歴、高校生だけでなく社会人入学者の多い整形靴科ならではの出会いがあることなど、お話ししてくれました!
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整形靴科
学科長 辻野 道子 先生
カリキュラムや特別講義のコーディネート、就職相談などが主な担当です。
1年生の担任をしているため、整形靴技術の基礎知識と技術に関する授業も担当しています。
1年生には2ヶ月に1回程個人面談を行い、一人ひとりの学校生活や進路をサポートすることを心がけています。
その際には、話したい内容を忘れたり、思いつかないということがないように、事前に面談で話したい内容をアンケートしています。
そうすることで、面談までに情報を収集して答えられるようにして、個人面談に臨んでいます。
Career:
2001年 滋賀大学教育学部初等教育コース学校心理学専攻 卒業
2003年 神戸医療福祉専門学校三田校 在宅福祉科シューフィッターコース(現整形靴科) 卒業
2003年~ ザニテーツハウスPOSC 勤務
2004年~ ザニテーツハウスPOSCで勤務しながら、神戸医療福祉専門学校三田校整形靴科で講師を勤める
2010年~ 神戸医療福祉専門学校三田校 整形靴科専任教員
取得資格
・小学校教諭1種 ・販売士2級 ・東靴協会認定シューフィッター ・靴型装具製作者
Hobby:
旅行、食べ歩き、猫、TV
Q. 整形靴科に入学したきっかけは何ですか?
A. 医療とファッション両方に関われるところに興味を持ちました。
大学では教育心理を専攻。卒業後は臨床心理士を目指すつもりでしたが、卒論のための実験道具を作っていたことから、物を作ることにも興味を持つようになりました。
そんなときに医療職の義肢装具士を知ったんです。医療資格を取得して心理学を生かすことができ、患者様の役に立てる仕事、ものづくりができる仕事に就きたいと考えたことから義肢装具士科がある三田校へ行き着いたのが元々のきっかけです。
義肢装具士を目指すのは学費の問題があり断念したのですが、そこから三田校にシューフィッターコース(現整形靴科)があることを知りました。
義肢装具士と連携して働ける仕事で、医療とファッション両方に関われるところに興味を持ち、シューフィッターコース(現整形靴科)へ入学することとなりました。
Q. 整形靴科卒業後のお仕事について教えてください。
A. 健康靴専門店で勤務。お客様から足と靴の専門家として信頼してもらえることがやりがいに。
整形靴科卒業後は、コンフォートシューズ・オーダーシューズ専門店のザニテーツハウスPOSCへオープニングスタッフとして就職。7年間勤務しました。
POSCでは、整形靴技術を用いてお客様の足と靴のカウンセリングを行い、お悩み・ご要望に合わせてシューフィッティングをし、必要に応じて靴の調整加工やインソール製作をしていました。製作業務では主に靴修理の担当をしていました。
お客様のご要望に対して足の状態を見ながら靴を提案していく中で、お客様から「靴のことはあなたに全部任せます」と言っていただけるような関係性を作れたことがやりがいでした。
また、教育学部卒で教えることにも興味があったため、就職して1年後から三田校整形靴科の実習アシスタントをさせてもらうようになり、3年目頃からメイン講師として授業をすることにもなりました。
店で経験したこと、学びをタイムリーに学生に伝えられることも健康靴店で働くやりがいのひとつでした。
Q. 整形靴科のアピールポイントは何ですか?
A. 靴を通じた“出会い”があります。
ヨーロッパの国家資格取得と同じプロセスをベースとして学びながら、インターンシップ等で日本の靴製作を学ぶこともでき、2年間でありながら靴作りについて多くの知識と技術、異なる方法や観点を学ぶことができます。
また、整形靴科には元々違う背景・職業の人が全国から靴という分野での夢や目標を持って集まってくるので、その出会いがおもしろいと思います。
年齢層が幅広いからこそ、高卒後すぐに入学した学生は社会人経験のある学生に就職活動の相談をしたり、年上の学生は若い学生と接しながら流行を知れたり、といった姿が見られます。
卒業してからも、整形靴科出身どうしで仕事のパートナーとして一緒に働いている卒業生や、整形靴科で出会って結婚し開業して靴工房を営んでいる卒業生もいます。
私自身、整形靴科に入学してとても良い友人たちに恵まれました。
同級生には、靴工房・健康靴専門店を経営している友人たちや、義肢装具製作所・健康靴専門店・靴工房で勤務している友人たち、イタリアで靴工房を開業している友人もいて、あらゆる分野で活躍しています。
今でも整形靴科の同級生とは業界に関する情報交換をしたり、プライベートで旅行に行ったりと公私共に支え合い励まし合える関係です。
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辻野先生、ありがとうございました。
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