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作業療法士として子どもと関わる卒業生へインタビュー!

作業療法士科

2021.3.23

皆さんこんにちは!!入学事務局の大槻です。

今回のブログでは、作業療法士として子どもと関わるお仕事をしている寺尾さんにインタビューをしてきました!普段どんなお仕事をしているのか? やりがいは何か?などを聞いてきましたので、ご覧ください!

寺尾琴子さん:神戸医療福祉専門学校三田校を卒業後、放課後等デイサービスで作業療法士として働いています。

寺尾さんが働いている施設は、小学校1年生から高校3年生までの発達に特性がある子供が通っている施設になります。

Q,放課後等デイサービスで働こうと思ったきっかけについて

(放課後等デイサービスとは、障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが、放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。)

A,まずは「子どもが好き!」ということ。そして、そんな好きな子どもに対して、「苦手と思っていることを得意なことにしてあげたい」という想いがより強くあり、放課後等デイサービスで働くことを決めました。

Q,実際にどんなお仕事をしているの?

A,小学校1年生から高校3年生までの発達に特性がある子供たちに対して、集団でおこなう「集団療育」と個別でおこなう「個別療育」を一人ひとりに合った方法で選択し、療育をしています。(療育とは、作業療法士のような「療法士」が行う治療・教育のことを言います。)

Q,療育方法(集団・個別)はどのような違いがあるの?

集団療育の良いところ

・集団行動のルールを学ぶことができる

・お友達の良い行動を真似することができる

反対に、気を付けることとしては、

・対人関係が苦手で自分以外の他の子を見ることでパニックを起こしてしまうこともある

・苦手な面(例えば運動など)をお友達に見られて苦手意識を強めてしまうこともある

一例になりますが、このようなことが挙げられます。

個人療育の良いところ

・その子に合った療育を行うことが出来る

・家族や学校、お友達など色々な話を聞くことが出来る

反対に、気を付けることしては、

・集団のルールを学ぶ機会が減る

・学校生活などの集団行動に慣れることが難しい

などが挙げられます。

それぞれのメリット・デメリットがありますが、一人ひとりの状況に応じた方法で療育を進めていきます。

ある男の子の例をもとに療育方法についてお話しをするので、イメージしてみてください!

集団に馴染むことが難しく、パニックを起こしたり、危機認識が低く、キャスターが付いた椅子にも登ろうとしてしまったりする子がいました。

そんな男の子には、まずは個別療育を行い、「環境(人・場所)に慣れること」「集団の中でお友達を認識しながら過ごすこと」を目標に進めました。

今日は何をする」を視覚的に伝えることによって安心感・見通しをもった行動を促す、そして、ホワイトボードに今日することを書いて行動を認識させることを行いました。

最終的に、その男の子は、目を合わせて意思表示がはっきりできるようになったという経過が見えました。

Q,寺尾さんが、作業療法士として働き、やりがいに感じる瞬間は?

A,子どもが作った遊びを療育に変化させ、療育が上手く進んだときや、日々の学校生活が過ごしやすくなったと本人や保護者の方に言ってもらったときにやりがいを感じます!

≪まとめ≫

楽しいことが好き簡単なモノづくりが好きゲームを考えたりすることにわくわくする子どもが好きお年寄りとお話しすることが好き出来なくなったことを出来るようにサポートをしたい

そんな気持ちに共感できる方は、作業療法士はとってもやりがいに感じるお仕事だと思います!!

これを機に、深く知ってみてはいかがでしょうか?

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