11月8日(日)、本校の採型評価室にて、義肢装具士科4年制・義肢装具士科学科長の内田充彦先生によるイベント、「義足歩行の不思議‐模擬義足体験‐」が開催されました。
イベントではまず、本校で現在行われている義肢系科目(義手や義足)カリキュラムの概要とその特徴についての説明が行われ、義足のアライメント (義足の各パーツの位置関係)と（義足による）異常歩行、義肢装具士としての観察のポイントと対処方法などについての体験授業を入学希望者の皆さんに受けていただきました。
この体験授業で知識を深めていただいた後、このイベントのために模擬義足での歩行を練習してきた学生スタッフによる模擬義足歩行のデモンストレーションを見ていただきました。
そしてそのデモンストレーションの中で、実際に義足のアライメントを変化させ、無理やり異常歩行を起こし、歩き方や歩くスピードがどのように変わるかを、義肢装具士の目線から観察していただきました。
じっくり観察した後は、義足を装着する人の立場から、より理解を深めていただくために、参加者の方々にも実際に模擬義足を体験していただきました。
アライメントの良し悪しで変わる歩き安さや義足の安定感をご自身で体感することで、義足のアライメントなどを調整し、ユーザーの方にとって一番歩きやすいアライメントを導く義肢装具士の仕事内容を理解し、やり甲斐を感じていただけたのではないでしょうか？
皆さんもこのようなイベントを通して、義肢装具士の仕事内容を体験してみて下さいね。
