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コウノトリの装具を作る①

義肢装具士科4年制

2022.5.17

こんにちは!
義肢装具士科教員の川上(かわかみ)です。
大型連休といえば……私にとってはコナン!
連休中に毎年楽しみにしている、名探偵コナンの映画を見ました!
推しの灰原哀ちゃんや少年探偵団が活躍していて、……今から来年の映画が楽しみです。

前回の記事で県立コウノトリの郷公園と神戸医療福祉専門学校の協定と、コウノトリの装具製作プロジェクトが始まっている事について少し書きました。
▶ 前回の記事はコチラから

足の甲で歩く状態のコウノトリ(J048)

今回は、そのコウノトリの装具製作について詳しく書いていきたいと思います。

装具ってどう作るの?

装具とは分かり易い言い方をすれば、

手や足はあるけれど、何らかの障害で動きにくくなった時に、良い位置に手や足を固定するための道具

装具については前回の記事を読んでみてください!

義肢装具士が人間の装具製作を行う場合は、まずは採型(さいけい)という事から始めます。
採型は簡単な言い方をすれば『型取り』の事。

装着する部位や製作する装具によっては、完全に身体にフィットさせる必要があります。

身体にあっていない装具は、状態を悪化させたり、他の部位に悪影響を及ぼす事があります。

義肢装具士はその場で義肢や装具を製作する事は無く、一旦会社等に持ち帰って、そこで製作作業を行います。

必要なのは患者様の身体

ですが、会社に患者さんを連れて帰って作業をする訳にはいかないので、義肢装具を装着するのに必要な身体の部位のコピーを作ります
採型とは、このコピーを作るための『型取り』なのです。

これは採型をしている所です。足にはまっている白い物が採型した型。
この型を閉じて……
中に石膏等を流し込みます。
流し込んだ物が固まると、身体のコピーが出来上がります。これを元に作業を行います。

コウノトリ(J048)の採型

コウノトリの義足を製作した時にも採型を行いましたが、今回は前回と異なる方法を用います。
前回のコウノトリの義足では、石膏包帯を使った方法でした。

この方法は立体的に作ることが出来る、という利点がありますが複雑な形の採型を行うにはやや難しい方法です。
複雑な形にも対応出来る、トリッシャムと呼ばれる物を使用した採型を行います。

トリッシャムとは、身近な物で言うと、固くて元に戻らないスポンジ。
身近な物で言えば、お花のアレンジメントに使われるスポンジが一番近いです!
普段であれば、このトリッシャムはインソール(中敷き)を製作する際に人間の足裏などの採型を行う時に使用します。

これがトリッシャム。足形がくっきり付いていますね。

今回はJ048です!
トリッシャムを踏むと、足の形に凹みます。

この凹みに石膏を流し込むことで、J048の足裏のコピーが出来上がります。
型を採ったトリッシャムに石膏を流して復元した物がこちら!

きれいに型が取れました。
採型のほかには、採寸(長さを測ったり、周径や幅の計測)も行い、製作に必要な数値を測ります。
これで装具製作に必要な物が揃いました。
ここから装具製作を開始していきます。

次回は、製作した装具の紹介をしていこうと思います!
次は5月の下旬頃に。お楽しみに!


 


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