今回は、義肢装具士科の授業の中でも、学生の踏ん張りどころ、試験の一つをご紹介します！
去る9月17日.24日、義肢装具士科４年制では、最終学年の皆さんの4年間の装具系科目の集大成とも言える「装具OSCE試験」※1）が開催されました。
※1）「OSCE試験」とは、objective structured clinical examination：「客観的臨床能力試験」といい、基本的な臨床能力の習得度を客観的に評価する試験であり、従来のペーパーテストや口頭試問では評価しにくい「技能」や「態度・習慣」を評価対象としたものです。卒業試験を前に装具系科目の総復習を行い試験に臨みます。医師や看護師、療法士など、広く医療系の専門職養成校では以前より導入がなされています。
簡単に言うと、「実践的な実技試験」ですね！
全国の義肢装具士養成校では唯一、三田校４年制で導入している試験になります。
試験は、装具を製作するために必要な「関節可動域」や「筋力」などを検査する「アセスメント」、装具を製作するために必修となる「採型･採寸技術」完成した装具を使用した「歩行評価＆装具設計」と3つのステーションに分かれており、幅広い内容で技術･知識･態度面から評価がなされます。
また評価者として卒業生であり、臨床経験を持つ義肢装具士や理学療法士の先輩たちが来校してくれました。たくさんの卒業生が協力してくれています。卒業生の中には、「改めて基本に戻って勉強できました」や「学生達の勉学に臨む姿勢を見て、改めて仕事のモチベーションが湧きました」などのコメントもいただき、卒後教育としてもよい機会になっています。
受験した４年生は皆、これまでに無いくらいの緊張感💦をもって実技試験を無事に終えました😊 たくさんの時間をかけて４年間勉強してきた成果が出ましたね！
沢山の卒業生の皆さん、ご協力いただき誠にありがとうございました😊
