こんにちは、義肢装具士科4年制教員の宮谷です!
義肢装具士科4年制では、最終学年の卒業年次の関門の一つに、
日本の義肢装具士養成校では唯一「OSCE(オスキー)試験」があります。
装具OSCEは4年制の1期生から開催され、今年で13回目となります。
すなわち4年制13期生が受験したことになります。
在学中に自分たちも受験している先輩たちは当時を懐かしく思い出しながら、
緊張感あふれる中でこれまで勉強してきた知識や技術を精一杯発揮できるように応援する気持ちを抑えつつ、厳正な評価をおこなってくれています。
例年参加してくれる先輩の中には、
「試験の評価に来ると初心を思い出すし、頑張っている学生を見ると自分ももっと頑張ろう✊」って気持ちになるんです!
と、お話ししてくれる方々が多いんです☺
装具OSCEは3つのstationごとに
「身体評価」「採型・採寸技術」「適合歩行評価&装具設計」
を技術・知識・態度面から評価します。
これまで4年間、たくさんの内容を勉強してきました。
それをしっかりとアウトプットできるかが、問われる試験です
毎年試験の評価をしていただくのは三田校の卒業生で、
実際に臨床で活躍している義肢装具士や理学療法士の先輩達です。
他校の卒業生も三田校の装具OSCEに興味を持っていただき参加してくれる方もたくさんいらっしゃいます!
◇ 身体評価
「身体評価」のstationでは三田校の卒業生である理学療法士と義肢装具士の先輩たちが評価をしてくれました。
特に理学療法士の先生には試験後により実践的な計測方法などアドバイスをいただきました。
◇ 採型
「採型」stationでは、脊髄損傷に関する把持装具と長下肢装具の採型・採寸をおこないました。
学生の得意分野でもあるためしっかりと実力を発揮してくれました!
◇ 適合・歩行評価
「適合・歩行評価」では、
コロナ以前と同様に、実際の脳卒中片麻痺のモデルさんにもご協力いただき、
より実践的な内容で「適合・歩行評価」を実施することができました。
初めてお会いするモデルさんに緊張が隠せず、手こずってしまった学生もいたようです(笑)
今年もたくさんの皆様のご協力をいただき装具OSCEを実施することができました。
ご協力誠にありがとうございました。
実力を発揮できた学生も十分に発揮できなかった学生もいると思いますが、また一つ大きく成長が見られた1日でした。