こんにちは。義肢装具士科の山本です。
今回の授業では、ちょっと難しいけれど面白い「三次元動作解析」と「床反力計」を使って、歩いている時の体の動きを詳しく見ていきました。
- 三次元動作解析って?
三次元動作解析とは、たくさんのカメラを使って、人の動きを立体的に分析する方法です。体に反射マーカーというシールを貼って、その位置をカメラで捉えることで、関節の動きや体の重心がどのように移動しているかを正確に知ることができます。ゲームのキャラクターを作る時などにも使用されます!
- 床反力計って?
床反力計は、歩いたりジャンプしたりした時に、どれくらいの力が地面にかかっているかを測る機械です。体重計みたいに、乗るだけで力を測ることができます。この力は「床反力」と呼ばれ、私たちが地面を押す力に対して、地面から押し返される力のことを言います。
- 歩行分析で何がわかるの?
今回の授業では、実際に歩いてもらい、そのデータを分析しました。すると、歩いている時に床反力が足の関節(足首、膝、股関節)をどのように通っているかがわかりました。
~歩行分析の活用例~
- スポーツ分野:選手のフォーム改善や怪我予防
- リハビリ分野:患者さんの歩行問題の把握や、負担の少ない歩き方の指導
- 研究を行うときの評価ツール
として役立ちます!

歩行分析は、私たちの体の動きを詳しく知るための重要なツールです。
本校にはこのような設備が整っております。卒業研究などにも自由に使うことができますので、ぜひご活用いただければと思います!