チーム医療を学ぶことを目的に、理学療法士科、作業療法士科、言語聴覚士科、義肢装具士科4年制、鍼灸科の5学科が合同で行う「関連職種連携」という実習が行われます。
本校では実際に疾患を持たれている「モデル患者さま」にご来校いただき、チーム医療を学校の中で実践します。
普段はそれぞれの学科で専門的に学びますが、ここでは様々な医療職種と協力しながら患者さんの治療にあたる、医療の現場さながらの実習を行います。
治療やリハビリ、在宅ケアなども含め、患者さんとそのご家族を中心によりよい生活や健康のサポートを提供することを目指す、これを「チーム医療」と言います。
治療計画
5つの学科から集まったグループでモデル患者さまの事前情報を整理し、検査や治療のプランを作成します。ここでは、各職業の目線からどういった分析ができるのか、患者さんに負担無く検査や治療が進められるかなどについて、協力し合いながら考えていきます。
モデル患者さま来校
モデル患者さまへ来校いただき、実習スタート。
計画に沿って各職種の学生がモデル患者さまの検査をしていきます。これまで勉強してきた内容を総動員しての実習です!
まず初めに問診をします。
患者さんから症状についてや普段の生活のことを聞き、どういったリハビリが必要になるかを考えていきます。それぞれの職種の観点から聞いておきたい質問を事前に準備して取り組みました。
モデル患者さまの緊張をほぐそうと、やさしい笑顔や丁寧な言葉遣いを意識しながら接している学生の様子が印象的でした。
つづけて、事前に作成した計画と、問診で得た情報を元に、検査と訓練をしました。
理学療法士は「身体の基本的な動き」について
義肢装具士であれば「普段利用されている装具(サポーター)をつけた状態」について
など各職種が専門とする検査・訓練を分担して行いモデル患者さまの状態を分析・改善をしていきます。
報告会・振り返り
最後は全体で振り返りの発表を行いました!
各グループが担当したモデル患者さまが、どういった症状で、どのような生活をされているか。どのような検査、リハビリの訓練を行いその結果どうなったか。
今回の実習を振り返り発表することで、これからの臨床実習に備えます。
チーム医療を実践型で学ぶことができるのも4年制専門学校である本校ならではの実習です。それぞれの職業についてより詳しく知りたい方はこちらをチェック!