こんにちは!
事務局の居村です。
5月から始まった靴製作実習
実際に学生がモデルの足に合わせて靴を作る授業なのですが、今回モデルのひとりとして私も靴をつくってもらっていました。
学外実習や他の整形靴製作と同時並行で製作をすすめ半年がたち、ついに学生につくってもらった靴が完成しました!
(過去の靴製作実習の工程はこちら→①採型、②木型、③仮合わせ)
初めてのオーダーメイド靴
いったいどんな完成になっているのかワクワクしながら、いざ実習室へ!
完成はこちらジャジャーン
シンプルかつおしゃれな刺繍も入った素敵な見栄えに仕上がっていました!
現場では、完成した靴を履いてもらい、モデルさんの足に合っているか確認する「適合」を行います。
私も実際に適合していただきました。
ベルト部分がマジックテープなのは、靴をなるべく軽くするためだそうです。
最初の採型の際に、「立ち仕事や歩くことが多い」と私が話していたのを汲み取って作ってくれました。
履いた様子はこちら!
インソールの踏み心地が気持ちいい
足にフィットした作りというのがわかります
靴をつくってくれた整形靴科学生の松下くんから、製作してみての感想を聞いてきました
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整形靴科2年
松下 知樹さん
今回、短靴風のパンプス作りにチャレンジしました。甲のアーチが高いモデルさんだったので、インソールを工夫して製作しました。
難しかったのはかかと部分の調整です。かかと部分を広くとって安定感を意識しました。
クッションを入れて靴擦れ・痛みを抑えようとしましたが、もう少し絞って作ってもよかったと思います。
また、インソールに高さがある分、かかと部分を深めに製作すればもっと歩く際のフィット感が出てよかったと感じました。
デザインに関しては、アシンメトリーにして工夫しました。模様の部分は手縫いで表現。
縫い目をなるべく減らすことでスッキリ洗練されたデザインになったと思います。
紳士靴風のパンプスに仕上げました。
パンプス作りは予想以上に難しく、職場見学や実習などでパンプスの作り方を相談しながら作りました。
現在、他の授業で足に障害を抱えるモデルさんに向けて靴をつくっていますが、それにもすぐに活かせる経験になったのがよかったです。
パンプスをつくるのは初めてで、上手くいかなかった点や改善点も多々ありますが、今後の製作に活かしていきたいと思います。
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松下くん、ありがとうございました
現在他の授業では、足に障害を持ったモデル様に向けての靴を作っているそうで、こちらも奮闘中のようでした
初めてのパンプス作りは難しさもあったようですが、ぜひ今後の製作に活かしていってくださいね。
私自身、今回学生さんに靴をつくってもらったことで、足の健康について考えるようになりました
みなさんは、自分の足に合った靴を履いていますか?
改善をあきらめてしまっている足のお悩みはありませんか?
「ひとりひとりの足に合う靴」に興味を持たれた方、ぜひ一度整形靴の世界をのぞいてみてくださいね。