こんにちは。入学事務局の木下です!
今年は東京2020イヤーということで、オリンピックだけでなくパラリンピックに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
三田校では義肢装具士科4年制の唐内先生が、東京2020パラリンピック競技大会のオフィシャルサポーターであるオットーボック・ジャパン株式会社様による選手村での修理サービスに参加する義肢装具士として選出していただきました!
今回のブログでは、この唐内先生へのインタビューをお届けします(^^)
パラリンピック修理サービスでの活躍が期待される義肢装具士。
今回の東京2020パラリンピック競技大会における修理のために全世界から集まる技術者は100名以上で、義肢装具士13名を含む18名の技術者が日本から参加。その中の1人となったのが唐内先生です。今大会が初の参加ということで、その意気込みをお伺いしました。
PROFILE
プロフィール
神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具士科4年制専任教員
唐内健太先生
2008年度神戸医療福祉専門学校三田校義肢装具士科卒業。同校整形靴科教員、義肢装具士科4年制教員を歴任。
出身は兵庫県で、学生時代の吹奏楽部で培った楽器演奏は今でも趣味として続けている。他にもドラクエやファイナルファンタジー、ポケモンなどのRPGゲームが大好きだが、空手初段という文武両道の一面を持ち合わせる。
今はまっているVtuberは葉山舞鈴ちゃんだそうです!
パラリンピック修理センター参加への意気込み&楽しみなこと
私には2人恩師がいます。一人は北京パラリンピック、一人はロンドンパラリンピックで修理センタースタッフとして参加された方です。お二方ともからいただいたアドバイスがあります。それは、英語でのコミュニケーションの大切さです。それがモチベーションとなり続けてきた英語学習が結果として様々な方のご協力もあり、こういう機会を頂けたと感じています。パラリンピックのサポートセンターではどのような経験ができるのか、初めての機会のため、わからないことだらけで私の予想は遥かに超える事と思いますが、自分にできる事を見つけ精いっぱい楽しみたいと思います!
パラリンピックはスポーツイベントとして世界最大であり、その熱気をすぐ間近で感じる機会は大変貴重だなと思います。自分にとっての今後のモチベーションにしたいです。
また、そこでの人との出会いが財産になれば幸いです。
国際イベントですので、各国のおいしい食事が出てくると最高ですね。
“魔法戦士”のような義肢装具士に憧れた。
中学生の時、吹奏楽部でサックスを吹いていましたが、姿勢が悪く椎間板ヘルニアという病気にかかりコルセットを処方してもらいました。義肢装具士に会ったのはそこが初めてでしたが、その頃は全く義肢装具士という存在を意識しておりませんでした。
後日テレビの特集でパラリンピックや義肢装具士を知り、医療と物作りの両方で人を支える義肢装具士が、ドラクエの職業で例えると、剣と魔法両方使える魔法戦士の様で、大変お洒落に見え、惹かれた事がきっかけで、義肢装具士を目指すことに決めました。
新しいものに“共感”できる教員でありたい。
教員として学生と関わる上で、共感を大切にしたいと思っています。自身の感性、感覚を常に新しく保ち、学生と同じ感性で物事を感じる事ができれば良いなと思います。世代の感覚はその時代の音楽やイラスト等のカルチャーに反映されていると思いますので、トレンドを意識していますし、素直に流行り物が好きですね。「linkin park」や「bump of chicken」で育った世代ですが、「ヨルシカ」や「billie eilish」、「ヒプノシスマイク」も好きです。
義肢装具の分野でも新しい事をと思い、来年度からは3DのscanやCADの授業を実施するべく準備しています。学生と話していると、この辺りの技術も「もう当たり前」との事でしたので、やはり学生は何歩も先を生きているなと感じています。
まとめ
唐内先生、ありがとうございました!
さまざまな国の方とコミュニケーションを取るために、春からは夜間の外国語大学で語学のさらなる勉強もされるとのことで、その向上心は見習いたい限りです…!
盛り上がりが見え始めた東京2020!感動を与えるアスリートたちの背景にある、それを支える人々の存在も、学校として応援していきます!
次回は「聖火ランナーのための義足製作プロジェクト」をご紹介します!
前回の記事「パラリンピックの裏側では、アスリートを支えるために何が行われているのか?」も併せてご覧ください!