こんにちは。入学事務局の木下です!
今年は東京2020イヤーということで、オリンピックだけでなくパラリンピックに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
三田校では義肢装具士科4年制の唐内先生が、東京2020パラリンピック競技大会のオフィシャルサポーターであるオットーボック・ジャパン株式会社様による選手村での修理サービスに参加する義肢装具士として選出していただきました!
唐内先生へのインタビューは次回お届けします(^^)
さて、今回のブログでは「パラリンピックの裏側では、アスリートを支えるために何が行われているのか?」をテーマに、修理サービスを提供されるオットーボック・ジャパン株式会社様でお話を伺ってきましたのでご紹介します!
修理サービスとは
パラリンピックの競技では、義手や義足、車いすなどを使っているアスリートが多く参加します。競技により、故障したり、調整が必要だったりする場面が必ず出てきますが、先進国のようにエンジニアをサポートチームに帯同できる国ばかりではありません。選手とコーチのみで参加していて、故障したときに修理できない、といったトラブルも多くあります。
そんなアスリートを支えられるように、修理サービスでは全選手に対して無償で義手や義足、車いすなどの修理を行っています。
故障や不具合は競技中に起こるイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、実は国を超えて輸送する中で故障したりパーツが無くなったりしてしまうことも多く、修理サービスが稼働するのは開会式が始まってから、ではなく、選手村への入村が始まるとすぐ忙しくなるそうです。
パラリンピックを裏側で支える人々
この修理サービスで活躍するのは義肢装具士や車椅子技術者、溶接の専門家です。パラリンピックの会場は複数に分かれているため、選手村内メインの修理サービスセンターの他、14の競技会場に修理サービスブースを置いて対応しています。前回の2016リオ大会の際は、全部で134か国1162名の選手もの対応をされたそうです。今回の東京2020における修理のために全世界から集まる技術者は100名以上で、義肢装具士13名を含む18名の技術者が日本から参加。そのうちの1人が唐内先生ということで、ぜひたくさんの選手の支えになっていただきたいです!
パッション・フォー・パラリンピック
今回取材をさせていただいたオットーボック・ジャパン株式会社様では、「パッション・フォー・パラリンピック」を掲げて1988ソウル大会からパラリンピックに関わっておられます。大会でサービスを提供するだけでなく、パラリンピックメダリストを講師に招いた下肢切断者のためのランニングクリニックや小中学校での講演活動などの普及活動にも注力されています。
筋電義手の授業
神戸医療福祉専門学校三田校にはこのオットーボック・ジャパン株式会社様と関わる機会が「筋電義手」の授業であります。
昨年の授業の様子を紹介したブログはこちら↓↓
https://www.kmw.ac.jp/blog/sanda/po/28644/
まとめ
いよいよ2020年になり、盛り上がりが見え始めた東京2020!感動を与えるアスリートたちの背景にある、それを支える人々の存在も欠かせないですね。
次回は修理サービスに参加する義肢装具士に選出された唐内先生のインタビューをお届けします!