こんにちは!入学事務局です。
今回は、心理学を学びたい人におすすめの2学科をご紹介します!
作業療法士科
まずは、作業療法士科です。
作業療法士とは、患者さんが自分らしい生活を「作業」を通して実現するお仕事です。
作業療法士は大きく4つの分野(身体障がい、精神障がい、発達期障がい、老年期障がい)を学び、日常生活の支援が必要な人を対象に幅広く関わります。
その中でも、特に精神的な病気や障がいのある人に作業療法を行う場合、患者さんを知るための材料の一つとして、心のはたらきを知っておくことが必要です。
例えば、言うことを聞かない小さいお子さんに関わる場合、以下のような様々な可能性を考えます。
・病気の影響?
・親にかまってほしい?(「退行」という心のはたらき)
・機嫌が悪いだけ?
このように、患者さんの心理状態を含めた状況をあらゆる可能性から探り、解決策を考えていくために心理学を勉強します。
作業療法士科の心理学に関わる科目例
◇心理学
心のはたらきについて、日常生活での心に関わる現象を通して学びます。
言語聴覚士科
次に、言語聴覚士科です。
言語聴覚士とは、幅広い世代の患者さんの「話す」「聴く」「食べる」を支えるお仕事です。
ことばを獲得するのはどのような脳のしくみなのか知るために心理学を学ぶことに加え、 ことばという狭い範囲だけでなく、患者さんの状態を広く捉えるために心理学を学びます。
例えば、ご飯を食べない成人の患者さんに関わる場合、
・飲み込みに問題がある?
・心の問題?(「空の巣症候群」という症状かも?)
・病気の影響?
など、様々な可能性を考えて患者さんの状態を把握します。
言語聴覚士科の心理学に関わる科目例
◇臨床心理学
精神疾患や心のはたらきについて学びます。
◇学習・認知心理学
人がどうやってことばを獲得するのか、記憶するのか、物事を考えるかなど脳のしくみを学びます。
◇生涯発達心理学
人間の発達を胎児から老人までの生涯的スパンでとらえ、どのような心理的発達をするのか学びます。
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作業療法士・言語聴覚士は以上のように心理学を学び、それを仕事に活かすことのできる資格です。
さらに、医療系国家資格なので、身に着けた専門性を生かして安定して働けることも魅力的ですね。
心理学に興味があるみなさんは、ぜひオープンキャンパスでより深く知ってみてください。