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最近気になる「手話」〜難聴と言語聴覚士〜

言語聴覚士科/三田校

2022.11.19

みなさんこんにちは!言語聴覚士科です。
テレビドラマや、ニュースなどで最近は“手話”をみかける機会が増えましたよね。
今回はそんな“手話”についてお話したいと思います。

手話は主に耳が聞こえにくい、聞こえないといった音声でのやり取りが難しい方が使うコミュニケーション手段です。

「あれ?難聴の人は耳が聞こえないだけだから、
 声は出るんじゃないの?」

その通りです!
聴覚障害を持った方は、他の疾患や障害がない限り発声の機能は保たれています。
しかし、自分の出す声がどのような音でどのような発音をしているのか、
どれくらいの大きさの声を出しているのか、認識する方法がありません。
そのため、“声”を使うコミュニケーションではなく、“目”を使うコミュニケーションを取ることが多いのです。

このように、「聞こえ」はコミュニケーションにとって大切な役割を果たします。
そのため、言語聴覚士は聴覚分野にも関わります。
生まれつき聴覚に障害がある子どもさんや、中途難聴など様々な種類の聴覚障害に対して適切な検査やコミュニケーション指導、補聴器の調整などを行います。

皆さんは聴覚検査というと学校の健診で行うものをイメージされるかと思いますが、
なんと、言語聴覚士が扱える聴覚の検査は数十種類もあるんです!

言語聴覚士は手話ができないとだめなの?

「言語聴覚士なら手話ができて当たり前」ということはありません。
実際、手話でコミュニケーションを取ることができる言語聴覚士は多くありません。

はじめにお話した通り、聴覚障害の方は発声機能だけでなく、知的能力や日常生活の自立に問題があるわけではありません。
そのため、健聴者と変わりなく働いたり社会参加されている方がたくさんいらっしゃいます。
目に見えない障害を抱えての社会生活は周囲の理解を得ることが大変難しく、コミュニケーションにおいて困る場面が多くあります。

手話を第一言語として使用されている多くの方が、不安や困りごとを極力感じず生きやすいと感じるまちをつくるためには、医療職や聴覚障害者の家族に限らず、誰もが手話や聴覚障害についての理解を持っていることが一番大切なことなのです。

聴覚障害者の方と多く関わり、サポートしていく言語聴覚士にとって、手話を知っていることは、患者様に安心や信頼を持ってもらえるひとつのきっかけになるかもしれませんね。

そんな思いから、
三田校では手話サークルで手話を学ぶ学生たちがいます。
言語聴覚士科の学生だけでなく、様々な学科の学生がゼロから楽しく手話を身につけています。

手話も“日本語”“英語”“フランス語”など国によって表現が全く違うそうで、なんとなんと、方言まであるそうですよ!
なので日本国内でも、県や地域単位で違った表現があるそうです!
とっても面白いですね!

三田央のInstagramでは、言語聴覚士科学生が手話に挑戦している動画をアップしています。
簡単なものから、普段使い出来そうなものまでトライしていますので、
覗いてみてください!

三田校Instagramはこちら

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