本校には、ことばときこえの相談室ということばの発達に不安を持つ親子がお越しになる施設を併設しています。毎週土曜日に相談室を開催しており、小児担当の言語聴覚士科教員 足立先生による訓練を行っています。

言語聴覚士科1年生は実際の訓練の空気感や、小さなお子さんとの関わりを学ぶため、ことばときこえの相談室の中に入り、体験実習を行っています。
今回の体験実習では、数名のグループに分かれて、お子さんと学生がまずは仲良くなれるようにゲームをしました。お子さんが慣れているWebゲームです。時々笑いも出てぎこちないながらも同じゲームをしながら少し仲良くなれた様子でした。

普段小さなお子さんと関わる機会がなかなかない学生にとっては、とても貴重な経験になったようです。「どのように話かけたら良いかな?」「どのように工夫したらリラックスしてくれるかな?」そんなことを考え、関わったと教えてくれました。
他のクラスメイトが関わっている間、近くで見学することもまた大きな習得に繋がったようです。

「自分が関わると緊張してあまり覚えていなかったけど、お子さんはこんな表情をしていたんだ!」という発見や、「こんな風に話しかけたら良かったな」という気づきなどを得られたそうです。
ことばときこえの相談室は、言語聴覚士を目指そうと考えている方を対象とした見学会も開催しています。
このように相手には見えない部屋から観察し、言語聴覚士の関わりを学ぶことができます。

是非、言語聴覚士に興味がある方やお子さんと関わる仕事に興味がある方など、ご参加ください!