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【整形靴科】京都の子ども靴のお店で働く卒業生インタビュー♪

整形靴科

2019.10.24

こんにちは。靴作りを仕事にするための専門学校、整形靴科入学事務局です。

今回は、靴業界で活躍する卒業生インタビューをお届けします。
訪れたのは、京都のフラウプラッツ様、子ども靴を専門に扱っているコンフォートシューズ店です。
販売店で働くやりがいや整形靴科での学びについて、聞いてきました。
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フラウプラッツ 勤務
前田 亜衣 さん (24歳)
整形靴科 2015年卒業
尼崎北高等学校 出身

写真1

勤務先との出会い:
子ども靴の必要性を感じて、フラウプラッツへ

 

整形靴科2年生時の就職活動では、直接お客様と関われる販売店舗に興味を持っていました。
フラウプラッツに見学に行き、整形靴技術を持った子ども靴専門として長年続いている店はここだけだということにまず驚きました。
足にまつわる変形や機能的な障害は、幼児期からの足の形成や発達が大きく関わっているということを教えていただきました。
将来足のことで困らないように、子どもの頃から足に合った靴を履いてほしい、子どもの足に安心な子ども靴を広めたいというフラウプラッツのビジョンに共感しました。

 

今のお仕事:
足型の計測・カウンセリングからスタート

お子様からご高齢の方まで、お客様の足に合った靴を販売しています。
足部の計測とカウンセリングを行い、今までのお困り具合や使用目的などもお伺いし、どのような靴が足に合うかをご説明して、提案をいたします。
ただ単に足のサイズだけではなく、甲の高さ、踵の幅、靴底の硬さなど、お一人お一人の状態に合わせたご提案ができるように、靴の先進国ドイツをはじめとするヨーロッパの靴を中心に取り揃えています。

あ

↑接客だけでなく、インサートの製作や靴修理も行っています。

仕事のやりがい:
提案した靴で、お子様が初めて歩けるように

足に困りごとがある方、ない方に関わらず、適切な靴を選択してきちんと履くことが快適な歩行に直接関わるということを日々感じています。
ある時、お子様の歩き始めが遅いことを心配されてお越しくださったお客様がいました。
子どもの歩き始めの時期は1歳半くらいが目安なのですが、1歳8ヶ月でも歩けなかったそのお子さんが足に合う適切な靴を使用しただけで、すぐさま数歩歩けるようになったのです。
ご両親に大変喜んでいただき、自分が販売した靴で不安を解消していただけたことにやりがいを感じました。

写真3
↑お子様には、細かなお声がけや、靴を気に入ってもらえるようにシールを貼ってあげたりといった工夫も。
何年も通ってくださるお子様に名前を覚えてもらえるのが嬉しいです!

整形靴科に入学したきっかけ:
人とは違う専門技術を身につけられるのが決め手

 

整形靴科に入学したのは、人の助けになりたいという思いからでした。

高校時代、明確な将来の目標が浮かんでいなかったときに、知人の紹介で整形靴科を知りました。
手芸や工作が好きだった私は、ものづくりを通して人の役に立てる「整形靴技術者」という仕事に自然と興味を抱いたのを覚えています。
ものづくりの仕事でも、特に整形靴科では人とは違う専門技術を身につけられるというのが魅力でした。
高校2年生でオープンキャンパスへ参加しましたが、靴用ミシンに触れる体験ができて、楽しみながら実際のイメージを膨らませることができました。
個別に先生に相談ができたことも、安心感につながり、参加してよかったなと思います。
その後、入学前に少しでも靴作りのことや足のことを知っておきたかったので、何度もオープンキャンパスへ通っていました。

 

整形靴科での学び:
授業は「細かく丁寧」。先生に相談しやすい環境だった

 

初めての知識を2年間で学ぶのは不安もありましたが、整形靴に対してはみんな初心者だからこそ、実習も座学も細かく丁寧に教えてもらえましたので、困ったことはありませんでした。
また、初めて知ることだからこそ「もっと知りたい」と、前向きに知識を吸収しやすかったのかなと思います。製作で遅れが出そうなときにも先生に相談しやすい環境でしたので、不安を解消しながら過ごすことができました。
靴の構造や機械の使い方など、学生時代に基本的な知識・技術を身につけることができたからこそ、今の仕事に活かせています。

 

整形靴技術を持つからこそできること:
病気でなくても「困っている」人の助けになれる

 

靴が合わない、靴選びで困っている、という方々がたくさんいらっしゃることもですが、疾患や変形がなければ病院を受診されることはなく、解決できないまま、時間が経過してさらに状態を悪くされるケースも少ないくないことを実感しています。
そんな相談先がはっきりしない人たちの助けになれる存在でありたいと思います。
靴は日常生活を過ごすためにも欠かせないものであり、歩く、運動する時に使用するため、体に影響を及ぼします。
「人生の最期まで歩ける」ということが健康寿命にも繋がりますので、整形靴技術者の役割はこれからますます重要になってくると思います。

 

今後の目標:
子どもの足に安心なよい子ども靴を日本に広めたい!

 

弊社代表の伊藤の行なっている事業は3つあります。
子ども靴の知識や適合技術を持つ専門者を育てる日独小児靴学研究会。
商品を流通させるためのフェルゼ。
そして、お客様に靴を販売するフラウプラッツ。

「日本の子どもたちの足を救うこと」というフラウプラッツのビジョンを実現させるためには、これらの教育、物流、小売の3つが必要です。

日独小児靴学研究会とフェルゼは、伊藤が20余年かけて準備し、ようやく設立することができ、日本全国から同じ思いの方々が集まっています。
その中の最前線であるフラウプラッツ本店を任されていることに、私はやりがいを感じています。

店舗内だけでなく、外に向けた活動をすることで、本当の意味で子どもたちを救うことに繋がると、伊藤より教えてもらいました。私はまだその段階には達していませんが、まずは社内でのスキルアップを目指し、将来的には、子どもの足に安心なよい子ども靴の普及に貢献することを目指します。

写真4
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前田さん、ありがとうございました。
前田さんは足と靴と健康協議会認定のシューフィッター(プライマリー)や日独小児靴学研究会認定の小児靴カウンセラーを取得されています。
また、子どもの足についての学びから、2017年三田校卒業生として初めて日本靴医学会にて研究発表をされるなど広いフィールドで活躍され、子どもの足と靴の重要性の啓蒙活動にも力を入れておられます。
京都の鴨川近く、情緒を感じながらお店に辿り着くと温かい雰囲気で迎えていただきました。
フラウプラッツとは「女性の広場」という意味があり、お子さんはもちろん、お母さんにも寄り添うお店にしたいという思いがこめられているそうです。
子ども靴に対する強い思い・やりがいを持って、いきいきとお仕事されている印象でした!
写真5

写真6
フラウプラッツ様のホームページはこちら

整形靴科の就職についても聞ける学校見学会は、以下のバナーからご覧ください。

OF:OC

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