こんにちは!作業療法士科入学事務局です。
先日、オープンキャンパスへ作業療法士科卒業生に講演へお越しいただきました♪
現在兵庫医科大学病院で働いている卒業生。
病院で働きたい方、看護師や理学療法士など他の職業と迷っている方はぜひ参考にしてください!
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兵庫医科大学病院 勤務
作業療法士 大柿 凪央さん
2016年度卒業
出身高校: 入洲学園大学国際高等学校
Q. 作業療法士科を目指した理由は何ですか?
A. 入院していた高校時代、リハビリの時間がとても楽しみだった。
私も高校生の時に入院した経験があり、その時にリハビリを受けていました。
その時は、精神的にもとても辛い思いをしていました。
そんな中でも不思議とリハビリの時間だけはとても楽しみであり、毎日待ち遠しかったのを覚えています。
今思えば、出来ることが少しずつ増えていったりしたことがとても嬉しかったのもありますが、先生との他愛もない会話がとても楽しかったり、しんどい時には心の支えになってくれていたのだと感じています。
それからは私自身も心の支えになれる作業療法士になりたいと強く思うようになりました。
Q. 現場でどのようなお仕事をされていますか?
A. 当たり前の生活を取り戻すための、日常生活動作の訓練
今のチームでは脳の病気の方を中心に見ています。
私の働いている病院では発症して翌日にはリハビリを開始します。
発症して間もない患者さんは自分でご飯を食べたり、トイレに行ったりすることも難しいです。
そのため、当たり前の生活を取り戻すためにスプーンを使ったり、トイレの便座に乗り移る訓練を行ったりします。
Q. 作業療法士のやりがいを教えてください。
A. 生活を第一に考えてあげられるのは作業療法士!患者さんをそばで見守っていける
患者さんの笑顔を見たり、元気になっていくのをそばで見守っていけることです。
リハビリを行っていく中で出来ることが増えていったり、したいことが出来るようになった時の患者さんの笑顔は何事にもかえがたい魅力です。
そして、誰よりも患者さんの生活を第一に考えてあげられるのが作業療法士だと思っています。
例えば、病気の治療を第一に考えるのが医師、健康管理を第一に考えるのが看護師、歩いて移動ができるよう第一に考えるのが理学療法士だとすると、作業療法士は、患者さんがどんな生活を送っていた人なのか、そしてこれからどんな生活を送っていきたい人なのかを第一に考えていきます。
一人ひとりの生活に合わせてオーダーメイドでリハビリを行っていくのが作業療法士の役割であり、やりがいであると思います。
Q. 神戸医療福祉専門学校三田校に入学してよかったことは何ですか?
A. 主体性に答えてくれる先生たちに支えられた。
自分から行動していく主体性が身に付いたことです。
勉強に自信がなかった私は、人一倍頑張らないといけないと思っており、しつこいと思われるぐらい先生に質問をしていました。
それでも先生方はいつも納得できるまでしっかりと教えてくだ下さり、自主的に学ぶ主体性を支えて下さりました。
学校で育んだ主体性は現場に出てからもすごく役に立っています。
Q. 仕事で印象に残ったエピソードをお教えください。
A. 退院した患者さんが病院へ来てくれたとき!
退院した患者さんが、わざわざ病院まで来てくれて元気な顔を見せに来てくれたことです。
この仕事をやってて良かったと本当に思います。
Q. 作業療法士に向いていると思う人はどんな人ですか?
A. 「人が好き」それが一番大事。
”人”が好きな人だと思います。患者さんの事をもっと知りたい、良くしてあげたいと言う思いが作業療法士にとって、とても大切なことだと思うからです。
Q. 最後に今後の目標はなんですか?
A. 退院後の生活もサポートできるように。
入院中だけでは本当の患者さんの生活を見ることは出来ないので、ゆくゆくは退院後の生活に密着できるような形でリハビリテーションを行うことが出来ればと考えています。
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大垣さん、ありがとうございました。
熱い思いを持って、日々働いている大垣さん。
作業療法士は人に自慢できる、誇りの持てる仕事、とおっしゃっていました。
作業療法士についてもっと知りたい方は、職業体験できるオープンキャンパスへ☆
作業療法士の職業の魅力や他医療職との違いについてもお話します。