こんにちは。
義肢装具士科の川上です。
今回は兵庫県立コウノトリの郷公園へ行き、初めてコウノトリの採型を行った日の様子を紹介していきます!
コウノトリの郷公園に行ってきました!
私は動物は何でも大好きです!
ただ大型鳥類を詳しくは見たことが無かったので、まずは骨格標本や他のコウノトリを観察を行います。
まずは、正常の足を確認しそれから今回のコウノトリに会わせて頂きました。
ここから、義足を作るにあたって、断端(切断部分の足)の状態や健側の足の状態、レントゲンなど確認します。
いよいよ、採型を行います!
人間のように問診はないので、足の状態確認と関節可動域などの評価をしていよいよ採型(さいけい)です!
採型とは、対象となる部位の鋳型を取る事。
作った鋳型に石膏等を流し対象のコピーを作る事で、義肢や装具を作る事が出来ます。

まずは人間と同じように、汚れない様に断端にラップを巻きます。
骨の突起部分に関してはマーキング(印)を書き、石膏包帯を使って足の採型をおこないます。
一回目は人間と同じように巻きましたが、人間よりもはるかに細いので、採型方法の工夫が必要でした。
最終的には3回採型をして一番良いモデルで製作を進めていきます!

採型だけではなく、より正確なものを作れるように採寸もおこない、健側(健康な足)の足の長さや周径、切断側の足の長さや周径を計測し製作の目安としました!
採型したモデルがコチラ!

これを元に仮義足を作っていきます!