実際の切断者の方にご協力いただき、下腿義足の採型・製作・適合を無事に終えた1年生ですが、まだまだこの授業は終わりません!
(前回までのブログはこちら!【part1】 【part2】)
次は外装(がいそう)の製作に挑みます!!
皆さんのイメージする義足はどんな見た目をしていますか?
パラリンピックで活躍する選手の義足?部品が丸見えの義足?ぱっと見、本物の脚と分からないような見た目の義足?

下腿義足は
ソケット・パイプ・足部
の3つのパーツに分かれます。組み立てたままの状態で履いている方もいれば、ソケットとパイプの部分をスポンジで包んで脚の形に仕上げた義足を履く方もいます。
外装の有無は、ユーザーさんの好みや生活様式に合わせ、ご自身に選んでいただきます。
見た目を工夫する理由
スポンジでの外装を付ける理由として一番多いのは「見た目」のためです。
健側(非切断側)と合わせるため、義足と分かりづらくするため、長いズボンを履いたときの裾のラインが綺麗に見えるため・・・などの理由があります。
今ではCADCAMや3Dスキャナーによって、もっと耐久性のある、デザインの凝った外装も製作できる時代となってきました。しかし費用や設備の関係でまだまだスポンジでの外装が多いです。

見た目の悩みは気持ちに大きく影響したり、外に出る機会を奪ってしまったりする可能性もあります。
義肢装具士としてユーザーさんの心身をサポートするためにも「満足する見た目」に仕上げることも大切な仕事です。
1年生が義足の外装に挑戦!美脚コンテストを開催🏆
そんな外装製作に1年生が挑みました!!
初めてということもあり、今回はモデルさんの脚を再現するのではなく、
自分たちの思い描く✨美脚✨を目指してもらいました!
筋肉質な脚?モデルのような細くしなやかな脚?推しの脚?
アキレス腱の形やふくらはぎの筋肉の付き方、足首のライン、くるぶしの位置と形などなどポイントはたくさんあります!
削り終えた外装をただ見比べても面白くない!ということで、
美脚コンテストを開催しました🏆
クラスを半分に分け、それぞれで1番の美脚を削れた人を選びました!
結果は…?
前半組優勝者Iさんは、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いたウィトルウィウス的人体図を参考にしたとのことです👀🔍

後半組優勝者Uさんは、削り作業の最後にカービングの回転速度に気を付け仕上げを行ったとのこと❕

作成した義足と記念撮影✨

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