吉報です！
先日のブログでも紹介しました通り、義肢装具士科４年制3年生は
「第17回みえ福祉用具アイデアコンクール2022」へ、義肢装具士科3年生の卒業研究で福祉用具開発に取り組んでいる2名を含めてエントリーしておりました。
2022年12月16日（金）にアイデアコンクールの表彰式がオンラインで行われました。
今年は応募総数243作品の中から、7名の方が受賞されていました。
受賞作品は、いずれも新しいアイデアがちりばめられており素晴らしい作品ばかりでした！
全ての受賞作品の紹介はこちら➡ https://www.ztv.ne.jp/mie-tech/2022idea.html
そして今年も、２４３件の応募作品の中から本校の義肢装具士科よりエントリーした福祉用具が見事、各賞を受賞いたしました～！（拍手）
みなさんご入賞おめでとうございます！
受賞作品を紹介したいと思います。
見事！【最優秀賞】に選ばれたのは、溝口直美さんです！
【作品名】片手でプリン！ネックレス型オープナー
【コンセプト】「片手で簡単にシール蓋を開けたい！」
卒業研究の一環で、片手では難しい動作を考えていた時に、冷蔵庫のゼリーに目が止まりました。カップのシール蓋は、薄さとシンプルさを誇り、製品の風味や食感を変えずに『安全に簡単に開く』研究がなされています。
ですが、さっと開くこともあれば、両手であっても蓋を剥がした途端に汁がこぼれ、薄い被膜が残ったりと、まだ開きにくいシール蓋や状況が存在します。
そこで、障がい（片麻痺、怪我など）がある場合や両手が使いにくい場面を考えて、片手で簡単に開けられる福祉用具を考えました。どんな状況でも、できるだけおいしく食べて生きていきたいという願いを込めました。
【受賞者の喜びの声】
まさかの大変光栄な賞をいただきありがとうございます。
食べることが発案者の喜びのため、食べる選択肢が狭まることには人一倍思うところがあります。
開けにくいから…と狭まっていた食の選択肢が拡がり、食事ひいては日常に彩りが増える機会を願っています。これから夢は大きく、豆腐の蓋をきれいに開け切るアイデアを目指します！
そして義肢装具士の学生ですが【三重県作業療法士会賞】を受賞したのは、林 美優さんです！
【作品名】ＲＩＮＧＲＥＥ
【コンセプト】
麻痺により方から手にかけての動きに問題のある人が、オシャレをすることを諦めずに楽しむことが出来るようになるための福祉用具を制作しました。
【受賞者の喜びの声】
今回福祉用具を制作するにあたって、私は受け入れやすいデザイン、シンプルな使用方法という点を工夫しました。
「三重県作業療法士会賞」というかたちで自分のアイデアが評価されたことに、とても感謝しています。また、今回の経験を活かし義肢装具士になるため今後もより一層頑張って行こうと思います。
3人目の【伊勢新聞社賞】を受賞したのは、渡邊真夕さんです！こちらは、ちょっぴり大人の気分で…
【作品名】ちょっと一杯いかがでしょうか？
【コンセプト】
美味しいビールは人生を楽しくします。
私は、ビール好きが昂じてクラフトビール屋さんでアルバイトしながら義肢装具士を目指しています。ビールの液体と泡の絶対比7:3を誰でも簡単に再現できるよう「ちょっと一杯いかがでしょうか？」を考えました。
家で飲む缶ビールだからこそ、美味しく飲んでほしいという気持ちが詰まっています。素材は全てステンレスで、水に強く、冷蔵庫で冷やして使うこともできます。
【受賞者の喜びの声】
実際に出来上がるまでにたくさんの人に協力していただき、イメージ通りのものができて嬉しく思っています。
これからもより良いものづくりができるようによく学び、たまに美味しいお酒を飲みながら頑張りたいです。素晴らしい賞をいただきありがとうございます。
みえテクノエイドセンターのオンライン表彰式を確認後、学内でも表彰式を行いました！
学科長の佐々木 伸先生より、表彰状と記念品の授与を執り行いました。
受賞されたみなさん、本当におめでとうございます★
利用者の視点に立ってさまざまなアイデアを凝らした製品作りは、義肢装具士としての腕の見せ所ですね。学生の皆さんが福祉用具の利用者を想像しながら、どんな工夫を凝らしたら良いか、楽しみながら福祉用具の製作に取り組んできたからこそ、素晴らしい結果につながったのだと思います。
さて、来年の福祉用具の授業では、どんな福祉用具が生まれるのか！？ 来年度も楽しみにしております。
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