鍼灸師とは

鍼灸師(しんきゅうし)とは、国家資格「はり師」「きゅう師」を有する東洋医学のスペシャリスト。鍼(はり)やお灸(きゅう)を使い、全身に360箇所以上も存在する経穴(けいけつ)と呼ばれる「ツボ」を刺激することで、身体の内側から、「自然治癒力」を高めて治療を行います。

鍼灸師について

鍼灸師とは、はり師ときゅう師の国家資格を保有している方を指します。
鍼灸は近年、美容的効果が期待できるということから注目を浴びていて、利用者は増加傾向にあります。
また、NIH(米国国立衛生研究所)から、鍼灸が様々な病気治療に効果があるという発表もありました。
鍼灸によって有効性が認められている症状は、婦人科の病気、消化器の病気、呼吸器の病気、神経の病気、運動器の病気、代謝内分泌の病気、循環器の病気など多岐にわたっています。
そのため、鍼灸治療は総合病院のような存在とも言えます。

特長

東洋医学に分類されるため、体の内側からコンディショニングやケガのサポートをしていきます。また、人が本来持つ自然治癒力や免疫力を高めて病気やケガの予防もおこないます。
そのため、人間の本来秘めている力で、体を改善していくのが鍼灸の最大の特徴とも言えるでしょう。

仕事内容

鍼やお灸を使用して全身にある経穴と呼ばれるツボを刺激して、体の内側から、人が本来持つ自然治癒力や免疫力を高めて、病気や怪我の予防を行います。

給与

月収の目安として、18〜20万円ほどが多いようです。年収にして350〜400万円ほどでしょう。
もちろん、勤務先によって大きく変化していきます。経験を積んで能力給がつく場合もあり、人気の鍼灸師となると収入はアップし、年収1000万円を超えることもあります。

鍼灸師になる方法


国家資格「はり師」「きゅう師」を取得するためには、国家試験を受験する必要があります。国家試験の受験資格は、専門学校や大学の、鍼灸師関連の学部学科を卒業することで取得出来ます。

神戸医療福祉専門学校中央校の鍼灸科では

授業毎に小テストを実施し、無理なく1つ1つをコツコツと覚えていきます。また通常授業とは別に国家試験対策ゼミや滋慶学園グループ共通の模擬試験を実施。1人ひとりの弱点を細かく分析し、1人ひとりに合った国家試験対策のサポートを行っています。

資格試験について

基本的に、「はり師」と「きゅう師」それぞれの資格を取得している人のことを「鍼灸師」と呼びます。
鍼灸学科のある学校で最低3年間学ばなければ、受験資格を得ることができません。そのため、本気で鍼灸師になりたいと思ったら、早い段階で、認定された養成学校に通うことをお勧めします。
はり師・きゅう師それぞれ試験内容は筆記試験のみで、「医療概論」「はり理論・きゅう理論」「衛生学」「解剖学」「生理学」「臨床医学概論」「リハビリステーション医学」「東洋医学概論」などの幅広い分野が出題されます。
合格率は、75%程度をキープしており、しっかり勉強すれば合格できるような試験問題になっています。

神戸医療福祉専門学校中央校の鍼灸科では

授業毎に小テストを実施し、無理なく1つ1つをコツコツと覚えていきます。また通常授業とは別に国家試験対策ゼミや滋慶学園グループ共通の模擬試験を実施。1人ひとりの弱点を細かく分析し、1人ひとりに合った国家試験対策のサポートを行っています。

鍼灸師に必要な能力

神戸医療福祉専門学校中央校の鍼灸科まずは「人の役に立ちたい」という気持ちが大切です。そして、患者さんとの「信頼関係」を築くための「コミュニケーション能力」も大事です。患者さんが困っていることをしっかりと“聴く”力が求められます。また鍼灸師が活躍出来るフィールドはどんどん広がっているので、最新の情報を素早くキャッチし、生涯「学び続ける」ことも大切です。

鍼灸師に必要な能力の詳細はこちら

鍼灸のスキルの上達方法

専門学校や大学での授業には休まず出席し、分からないところはその場で質問する、予習・復習をしっかりとする、卒業後もセミナーや勉強会には積極的に参加するといった取り組みで、スキルは上達していきます。

神戸医療福祉専門学校中央校の鍼灸科では

全学年クラス担任制で、学生1人ひとりの学びをマンツーマンでサポートしています。また卒業生対象の勉強会も実施しており、開業サポートなども含め、卒業生のフォローもしっかりと行っています。

鍼灸師になる基礎的な学問

鍼灸師になる基礎的な学問専門学校や大学で学ぶのは、「解剖学」や「生理学」など、身体の構造や仕組みについて、「経穴」をはじめとする「東洋医学」について、鍼やお灸を正しく安全に使用する方法などです。また、「臨床実習」では、実際の患者さんの問診をしたり、鍼灸院や鍼灸整骨院の治療を見学したりしながら、「現場力」を身につけます。

鍼灸師になるための勉強についての詳細はこちら

鍼灸師に向いている人

鍼灸師には、「コミュニケーション能力」「奉仕性・人の病気を治したいという気持ち」が必要になってきます。
人と直接触れ合う仕事です。体のどこに違和感を感じるかなど、患者さんから聴くには信頼関係がないと難しいものです。
そのため、信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が必要になります。
また、人の役に立ちたいという気持ちがなによりも、大切です。患者さんと真摯に接することが、鍼灸師にとって必要です。

鍼灸師を目指す人の理由

以前、何かしらのスポーツをしていて、自分が鍼灸治療を受けて体の調子が良くなったという経験から鍼灸師を目指した方が多いようです。
人によって、鍼灸師を目指した理由は異なりますが、自分がなぜ鍼灸の道に進みたいのかを明確にしておくことが、鍼灸師にとって大切な軸になってきます。

鍼灸師の活躍の場所

街中でよく見かける鍼灸院や鍼灸整骨院が主な活躍の場です。また病院などの医療機関では、理学療法士など、リハビリテーション専門職と連携を取りながら患者さんの治療をしたり、スポーツチームのトレーナーとして活躍したりしている鍼灸師もいます。近年では「美容鍼灸」や鍼灸での「不妊治療」が女性の間で話題となり、美容サロンや産婦人科などで活躍する女性鍼灸師も増えてきました。また高齢社会におけるニーズに合わせて、デイサービスを併設する鍼灸院、訪問治療を行う鍼灸院も多くなり、鍼灸師が活躍出来るフィールドはますます拡大しています。

鍼灸とスポーツ

鍼灸師にとってスポーツ分野は、絶好の活躍場でもあります。現役スポーツ選手の中でも、鍼灸の常連の方も非常に多いほどです。
鍼灸では選手のコンディショニング、競技パフォーマンス向上、スポーツ傷害に対するケアなどを施すことができるのです。
アスリートの疲労回復、体調管理、傷害予防、怪我のケアまで全てを扱うことができるので、スポーツ選手にとって鍼灸師はなくてはならない存在となっているのです。

施術所の開設

「はり師・きゅう師」の国家資格を取得した方は、開業が認められています。そのため、20代で自分の鍼灸院を開設することもできます。
しかし、鍼灸師としての知識や技術はもちろん、お金の管理や経営に関する知識も必要になってくるので、簡単にできるものではありません。
鍼灸師にとって独立開業が大きな目標としている方も非常に多いため、鍼灸に関する知識のみならず、経営に関する知識も日々学んでいくようにしましょう。

神戸医療福祉専門学校中央校の鍼灸科では

スポーツ、美容、医療、福祉、全ての分野を全員が履修するので、どの分野に就職しても、即戦力として活躍することが出来ます。また、美容分野でスポーツ分野の学びが活きる、福祉分野で美容分野の学びが活きるということもあるので、“1つの分野に特化していない”メリットもあります。

鍼灸業界の現状


高齢化社会によって、これからも年配の方の人口は増え続けるでしょう。そのため体をケアしてくれる存在が必ず必要になります。
鍼灸師という仕事は、そのような面からみると非常に価値のある存在であり、これからもっと求められる職種です。

まとめ

鍼灸師はスポーツ、美容、医療、福祉など幅広い分野で活躍出来る職業です。
そして肩こりや腰痛などはもちろん、頭痛やめまいなどの神経系疾患、消化不良や便秘などの消化器系疾患、気管支炎やぜんそくなどの呼吸器系疾患、動悸や息切れなどの循環器系疾患、生理痛や冷え性などの婦人科系疾患、夜泣きやかんむしなどの小児科疾患、かすみ目やものもらいなどの眼科系疾患、耳鳴や鼻炎などの耳鼻咽喉科系疾患など幅広い症状に、鍼灸治療は“効果がある”と世界的に認められています。
また医師と同様、「開業権」があるのも特長です。
鍼とお灸で幅広いフィールドで、様々な症状を治すことが出来る鍼灸師、みなさんも目指してみてはいかがでしょうか?